敬老の日にプレゼント 花の種類とおすすめは?りんどうや菊、彼岸花はどうなの?
2017/07/07
敬老の日にお花のプレゼント、いいですね。
おじいちゃんおばあちゃん、特に女性はいくつになってもお花をもらうのは嬉しいです。
その中でも、敬老の日にふさわしいお花は何があるでしょうか?
敬老の日におすすめの種類や、花束を贈る時の注意についてお伝えします。
最近はリンドウも人気ですが、その理由やおすすめ種類についてもご紹介しますね。
敬老の日に贈る花はどんな種類がありますか?
敬老の日のお花で一般的な種類には、次のものがあります。
・ガーベラ
・バラ
・ユリ
・胡蝶蘭
・りんどう
この他、ちょっとマニアックですが
・千日紅(せんにちこう)
も最近は人気です。
ガーベラは母の日など、他の時にも人気なので、「またかい」なんて思われる可能性もあるかもしれません。
でも、花自体は元気で明るいイメージです。
特にオレンジや黄色をメインの配色にすると、健康的なイメージになりますね。
おじいちゃん、おばあちゃんお二人宛てにおくっても抵抗が少ないでしょう。
バラは、女性的なイメージなので、おじいちゃん宛てにすると、照れくさいかもしれませんね。
でも花色も豊富ですし、ゴージャスなイメージと甘い香りは、おばあちゃんも喜んでくれる確率が高いと思いますよ。
もしかしたら「この年なのに、バラの花をもらっちゃって」と、若返った気分を味わってもらえるかも。
バラの香りにはアロマ効果もありますし、いつもおしゃれで若々しくいてほしいおばあちゃんにぴったりです。
・ユリ
ユリもまた、人気の花ですね。
大人の落ち着きと優雅さを感じさせます。
ただし香りが強いので、人によっては苦手かもしれません。
・胡蝶蘭
優雅で高貴な胡蝶蘭は、お店の開店祝いなど、おめでたい時のギフトとしても人気です。
贈る時は鉢植えがほとんどですね。
ただし値段が8000円から1万円以上と高価です。
なので敬老の日に贈るとしたら、特別な年がいいでしょう。
特別な年とは、たとえばおじいちゃんかおばあちゃん、どちらかが還暦や古希の節目を迎えた時ですね。
と思ったら、ありました!
可愛いサイズの胡蝶蘭、価格もお手頃^^
・千日紅
名前の通り、長い間枯れずに咲いている花です。
色は白、薄いピンク、濃いピンク。
プランターや庭に植えても、丈夫でよく育ちますし、花はドライフラワーとしても活用できます。
ただ私としては、千日紅の鉢植えは、プレゼントとしては華やかさが不足気味かな~、と思ってしまうんですよね。
なので切り花として、他の花とミックスして使うとよいでしょう。
あとは主役ではありませんが、鶏頭の花もミックスするのはいかがでしょうか。
晩夏から秋にかけての雰囲気が出て、敬老の日にふさわしいと思うんです。
鶏頭もまた、長く枯れずに咲く花なので、長寿を願うのによく合うのではないでしょうか。
では次に、後回しにしてしまいましたが、りんどうです。
敬老の日のプレゼントにリンドウが人気の理由って?
リンドウ、いつの間にか敬老の日の花として人気になっていました。
その理由は、
・花言葉が「長寿」であること
・昔から漢方では、リンドウの根が胃腸によいとして使われてきたため、健康につながるイメージがあった
この二つが、長寿と健康を願う敬老の日にぴったりとされたから、と考えられています。
リンドウの花色は白やピンクもありますが、青紫や紫が一般的です。
その紫もまた、日本古来では高貴な人の衣類の色とされてきたため、お年寄りへの尊敬を表すと、敬老の日にふさわしいとされるようになったのですね。
そのリンドウの中でも、敬老の日に人気なのが、こちらです
(楽天ショップより。クリックすると楽天商品サイトに飛びます)
「白寿(はくじゅ)」という品種です。
白のリンドウと青紫のリンドウの掛け合わせから誕生した、二色の花です。
白寿とは99歳のこと。
なぜなら、漢字の百から一を取ると、白になるからです。
ですので、贈る相手の方が99歳ならベストマッチングですね。
でも実際には99歳までいかない方にも「99歳までは長生きしてくださいね」という願いをこめてプレゼントに使われているのです。
『白寿』は鉢植えとして、草丈も高くなくて扱いやすいですし、価格もお手頃ですよ^^
人によっては60代でプレゼントされたら、ちょっと複雑な気持ちになるかもしれませんが
(自分はまだそんなに年寄りじゃない、と思うかも、という意味です)
70代も半ば過ぎた方でしたら、素直に喜んでくださるのではないでしょうか。
リンドウは花の輪郭もきりっとしていて、和風のきりっとした感じがします。
花束にアクセントとして入れても、全体を引き締めてくれますね。
反対に、避けたほうが良い種類は
・菊
・彼岸花
・シクラメン
と言われています。
その理由は
・菊 代表的な秋の花ですが、仏事の花、つまり亡くなった人にお供えする花としてとらえられる場合が多いのですね。
中には品種改良された洋菊なら、ポンポンダリアのようでモダン可愛い花種もあるのですが、
敬老の日に菊の花のプレゼントはどう?彼岸花は?
菊も彼岸花も秋の花ですが、敬老の日のプレゼントとしては避けた方がよいですね。
彼岸花によく似たネリネもです。
その理由ですが。
・菊の花
本来なら代表的な秋の花ですし、皇室のシンボルでもあるのでめでたいはずです。
でも実際には、切り花としては、仏事の花、つまり亡くなった人にお供えする花のイメージに。
洋風に品種改良されたスプレーマムという種類などは、ポンポンダリアのような外見なんですよ。
なのでスプレーマムを使ったフラワーアレンジメントなどは、和モダンな感じにも持っていけて、悪くはないと思うのですけどね。
まあこれは人にもよりますので、敬老の日は避けておいたほうがよいでしょう。
ネリネも同様です。
そしてヒガンバナは、真っ赤な花が強烈なのと、墓地に咲き乱れているイメージを持っている人も多そうです。
敬老の日には、あの真っ赤な花色が強烈なのもありますね。
ヒガンバナの球根には毒がありますし、そんなことから縁起でもない、と思われているのかも。
最近は白や黄色のヒガンバナもありますが・・・。
ヒガンバナの近いお仲間、ネリネの方は、逆に仏事の花として使われているので、敬老の日のプレゼントとしてはふさわしくないのでしょうね。
あと、これは鉢植えがほとんどでしょうが、シクラメンも避けられているようです。
おわりに
敬老の日に贈るお花について、いかがだったでしょうか。
今回は主に切り花で贈る場合についてお話しましたが、配色もまた、注意してくださいね。
明るい色主体ならいいのですが、
白メインで青や紫、グリーンを添えた配色では、「お葬式のようだ」と祖母からお怒りを買った、という話もありますので。
花を選ぶ時は、「敬老の日用です」と伝えて相談するか、最初から「敬老の日ギフト」となっている花束やフラワーアレンジメントを選びましょう。
素敵なお花のプレゼント、おじいちゃんやおばあちゃんが喜んでくれますように。