水虫の靴下の洗濯方法は?分けないとうつる?漂白剤や熱湯は必要ですか?
2018/04/09
家族や自分が水虫になった時、靴下の洗濯方法って気になりますよね。
頑固でなかなか治らない、と言われる水虫。
水虫の人の靴下にも、菌は当然ついています。
自分のものでも、家族のものでも、他の洗濯物とは一緒に洗いたくない。
でも、分けて洗うと洗濯の手間が増えてしまう。
それに、洗う時には何を使ったらいいのだろう?
なんて、洗い方について困っている方も多いことでしょう。
私も自分が水虫になった時は、かなり神経質になっていましたが、意外なことがわかったのです。
そこで今回、水虫の靴下の洗い方をまとめてみましたよ。
水虫の靴下の洗濯方法、プロの意外な考えとは
この場合、水虫のプロとは皮膚科医の先生方を指します。
決して、「何十年と水虫にかかっている人」ではありませんので(笑)
さて、皮膚科医の先生たちの著書やサイトを見ると、洗濯についての見解は一致していました。
つまり、
・水虫の靴下も、他の洗濯物と一緒に洗って構わない
えええーーっと思いますよね?
だって、水虫って頑固でしぶとくて、なかなか治らないイメージじゃないですか。
だから靴下についた菌も、他の洗濯物に移って、そこから他の人も水虫になってしまう
なんて思ったりしますよね。
でも、皮膚科の先生たちの見解には、ちゃんと理由がありました。
(当たり前ですが)
つまり
・水虫のもと、白癬菌は洗剤に弱く、また流水で洗い流されてしまうから
というのです。
そう言えば、洗濯機の洗濯槽についたカビは、水の回転で流されてしまう、と言われていますからね。
実は白癬菌って、人の皮膚(角質層)には根を張りますが、繊維についた時は、話が別。
流水で簡単に洗い流されてしまうのです。
その理由は、繊維は柔らかいため、根を張れないから、なんですね。
ので、他の人の洗濯物と一緒に、普通に洗ってよい
ということなんです。
水虫が靴下から移るとしたら、水虫の人の靴下を直接履くことくらい、なのだとか。
それさえも、24時間以内に足を洗えば、菌は定着しない、とのことですよ。
つまり
水虫にかからないために大切なのは、足を1日1回洗うこと
なのだそうですよ。
白癬菌は、もともと感染力は強くない、弱い菌なのですね。
なので足についても、定着するのに24時間はかかるのです。
(足にキズがある場合は、12時間)
なので、水虫を移したり、移されたくなかったら、家族みんなで足洗いに気を付けましょう。
また、靴下より水虫を移しやすいのは、・お風呂のバスマット
・トイレのスリッパ
・バスタオルなど、みんなで共有して、しかも湿ったところにあるものなんです。なのでこれらのものはよく洗濯や消毒をしておきましょう。
水虫靴下の洗濯について、もう一つ大切なポイントがあります。
それは、洗濯後によく乾燥させること。
特に天日干し、つまり日光に当てることですね。
水虫菌は乾燥と紫外線に弱いですから。
室内干ししかできない方は、乾燥機かドライヤー、もしくはアイロンをかけるとよいでしょう。
そうか、それで水虫で皮膚科を受診しても、靴下の洗濯については何も言われないのかしら。
さらに、こんな方もおられます。
水虫の靴下は裏返しで洗う
これは、指先まで裏返すことで、菌や汚れもしっかり取るためなのでしょうね。
これで、水虫の靴下の洗い方について、大切なポイントがわかりました。
わかりましたが・・・
でもですよ。
一緒に洗うって、頭ではわかっても、気持ちとしては抵抗があるじゃないですか。
・やっぱり水虫の靴下は、分けて洗いたい
・水虫菌も、もっと徹底的に退治したという実感がほしい
という方には、次の方法がおすすめです。
水虫の靴下を熱湯でつけ洗いする
水虫菌は熱に弱く、60度以上で死滅すると言われています。
なので洗濯前に60度以上のお湯を用意して、つけておくのです。
お湯につける時間は、10分もあればよいでしょう。
殺菌としては、これが一番確かな方法です。
水虫の症状が出てきたリ、悪化するのはGWのころからが多いですね。
でも、私の友人の夫は、この洗い方をするようになったら、GW後も、つもの年より足の状態が良かったそうです。
これはもしかしたら、熱湯付け洗いのおかげかもしれません。
(時間節約のためには、ラップに包んで電子レンジでチンする
という方もおられるようですが
これはいくら殺菌されても、気持ち的ちょっとねえ
というのが正直な本音です)
ただし、熱湯につけると靴下の素材によっては痛むものもありますし、ゴムも伸びやすくなります。
なので素材に気をつけるか、安い靴下をいくつも買っておきましょう。
水虫の靴下に漂白剤を使う
漂白剤といっても、キッチンハイターから洗濯用のワイドハイター、それも塩素系や酸素系など、色々あります。
でも水虫の靴下の洗濯では、キッチンハイターまで使う必要はありません。
酸素系の漂白剤で十分です。
酸素系漂白剤でしたら、色物にも使えて繊維にも優しいですよ^^
まとめ
水虫の靴下の洗濯方法についてお伝えしましたが、いかがだったでしょうか。
これまでの内容をまとめると
・水虫の靴下は、他のものと一緒に洗ってよい
その理由は、水虫菌は流水で洗い流されてしまうから
洗剤にも弱い
靴下から靴下へ移ることはない
その他のポイントは
・水虫の菌は熱や紫外線に弱いので
天日に当てて乾燥させる
または
乾燥器を60度以上に設定する
アイロンを当てる
です。
一緒に洗うことに抵抗がある場合は
・60度以上のお湯につけておく
・酸素系漂白剤を使う(これは一緒に洗う時もできますね)
でした。
それより水虫を家族に移さない、移されないためには
・足を1日1回洗う
・バスマットやトイレのスリッパ、バスタオルなど湿気の多いところで共有しているものを良く洗う、消毒する
ことが大切でした。
これで水虫の靴下の助けになれば幸いです。
それでは、早くみんなで安心した毎日を送れますように。
じゃあ寝る時の靴下はどうなのよ?とお思いの方は
こちらの記事をどうぞ⇒水虫の靴下は寝るときも履く?5本指や素材は?布団の殺菌はどう?