タオルの黒ずみの落とし方!原因別の対策や洗濯方法をご紹介
2018/10/08
タオルの黒ずみが起こる理由や落とし方について、お伝えします。
同じように洗っているのに、タオルだけが黒ずんでくること、ありますよね。
中にはまだ使いだして間もないタオルなのに、どんどん黒ずんできたりして。
なぜタオルだけが黒ずむのでしょうか。
そして黒ずみの効果的な落とし方とは?
タオルだけの黒ずみはなぜ起きる?その理由とは
衣類や他の洗濯ものの中で、タオルだけが黒ずむのは、手垢や石鹸粕が繊維の奥まで入り込むからです。
だから大抵の黒ずみは、手を拭く部分に多いのではないでしょうか。
さらに。
それらの黒ずみがカビのエサとなって、黒カビが生えてきたりすることもあるのです。
まあ黒カビの場合、一番の原因は湿気なんですが。
⇒タオルの黒カビの原因と再発予防にできる対策は?私の方法もご紹介
こうなると、落とすのは大変になります。
タオルの黒ずみがカビかどうか見分けるには、黒ずんだ場所をよく見てくださいね。
黒い斑点がポツポツあるようでしたら、黒カビが生えています。
その時はこちらをどうぞ
⇒
斑点ではなくて、全体的に黒ずんでいる時は、石鹸カスや手垢による汚れです。
もちろん、両方ということもありますね。
ではなぜ、手垢や石鹸カスが繊維の奥深くまで入り込むのでしょうか。
それはたいていの場合、《洗いやすすぎが不足している》からなんです。
タオルの黒ずみの原因を、もう少し詳しく見ていきましょう。
タオルの黒ずみが起きる原因と対策は?
まず、洗濯時の洗いやすすぎ不足が考えられます。
すすぎですが、最後にクエン酸やお酢でリンス(3分間付け置いて洗う)すると、石鹸カスが溶け出してくれますよ^^
さらに洗濯機の場合、次のこともチェックしましょう。
●洗濯の水位
まず、《洗濯の水位》をチェックしましょう。
洗いやすすぎで水が回転しているとき、洗濯物の頭が水面から出ていると、しっかり洗えません。
汚れも十分落ちきれなくなります。
全自動で水位が決まっていても、自分の目でチェックしましょう。
水位が足りないと判断したら、洗濯物がすっぽり水をかぶるように手動で水を足すといいですよ。
その他にも、すすぎが足りているかどうかもチェックするといいですね。
その次には
●柔軟剤の量
これはドラム式洗濯機に多いケースですが、
洗濯物の量に対して、柔軟剤が多すぎる場合、カビの原因になることがあります。
なぜかというと、柔軟剤が繊維を覆った形になり、汚れが落ちきれなくなるからです。
対策としては、柔軟剤の量を減らすことです。
時には半分程度にまで減らすこともあるでしょう。
(私は現在、柔軟剤は使っていません。
液体せっけんを使用しているので、合成洗剤より柔らかく仕上がります。
衣類のリンス代わりは、たまにクエン酸やお酢を使います)
では、いったんついた黒ずみを落すには、どのような方法があるでしょうか。
タオルの黒ずみ 落とし方は?
タオルの黒ずみを落すには、いくつかの方法があります。
まずは
タオルの黒ずみに漂白剤はどう?
今は漂白剤入りの洗剤もありますが、それとは別に漂白剤を使って洗濯するのです。
きなりや淡い色のタオル、または色物、柄物のタオルでしたら、
・酸素系漂白剤
を使います。
私はいつも、洗濯用ワイドハイターの液体タイプを使います。
そうそう、いったん黒ずんだタオルは、お湯でつけおき洗いをしてくださいね。
色落ちを気にしなくて良いタオルでしたら、
・塩素系漂白剤
時にはキッチンハイターもありですね。
キッチンハイターは、黒カビの黒い色素の漂白にも使えます。
タオルの場合は、頑固な黒ずみや、初期の黒カビの時ですね。
ただしキッチンハイターは、あとの手触りがパサパサしやすいので、注意しましょう。
それでもすっきりしない場合は、《煮洗い》をします。
煮洗いとは、文字通りタオルを鍋の熱湯で、15分~20分ほど煮沸する洗い方です。
これはカビも雑菌も退治できる強力な方法なんですね。
だから、タオルの臭い取りにもなります。
また、熱湯でぐらぐら煮ることで、初めて繊維の奥から溶け出してくる汚れもあるんですよ。
ただの消毒でしたら、お湯だけでも大丈夫ですが、汚れを落としたい場合は
・漂白剤(酸素系)
・洗剤
この二つをお湯に入れて、煮洗いしてみましょう。
私も先日、洗面所のタオルを2枚、煮洗いしました。
使っているうちに、
すると、気のせいではなく、今までは「まあ仕方がないのかな?」と思っていた、うっすらとした影のような黒ずみが取れました。
タオルに顔を近づけると、布地そのものの、自然な匂いがほのかにします。
ですので、黒ずみ除去に行き詰まったら、煮洗いを試してみるといいですよ。
まとめ
タオルの黒ずみの原因は、
・黒い斑点状なら、黒カビで、湿気が原因
・全体的な黒ずみなら、手垢が石鹸カス。
手垢や石鹸カスによる黒ずみ防止には、洗濯時の洗いやすすぎを徹底する。
石鹸カスの除去には、すすぎの最後にクエン酸やお酢を使うとよい。
お湯や漂白剤を使うとよいが、その他にも、
洗濯時の水位や柔軟剤の量をチェックするとよい。
(特にドラム式洗濯機)
ついてしまった黒ずみを落すには
・洗剤と漂白剤とお湯で、つけおき洗いをする
頑固な黒ずみには、
・同じく漂白剤と洗剤を使い、鍋で煮洗いする
という方法がありました。
それでは、お手持ちのタオルがすっきりきれいになりますように。