クリスマスローズとは?名前の由来にいつ咲くか、選び方もご紹介
クリスマスローズについて、名前の由来やどんな花なのか、種類や花期、選び方についてお伝えします。
クリスマスローズは、ガーデニングでも見かけたり、苗や鉢植えで売られていますね。
お母様やお世話になった方へのプレゼントとして、選ぶ方も多いですよ。
そんな時のために、クリスマスローズについて色々と知っておくといいですよ。
クリスマスローズとはどんな花?名前の由来は何ですか
クリスマスローズは、名前にローズはつきますが、バラの仲間、つまりバラ科ではありません。
植物学では、キンポウゲ科に属しています。
キンポウゲ科には、その他にフクジュソウやアネモネがありますよ。
ではなぜ、その名がついたのかというと
ヨーロッパでは、クリスマスローズについて、こんな伝説があるのです。
伝説の内容をご紹介すると
・イエスキリストの誕生祝いに、マデロンという少女が聖母マリアに贈り物をしようと思った。
でもマデロンは貧しくて、贈り物が買えない
悲しんだマデロンが流した涙が地面に落ちて、土の中にしみこんだ。
涙が落ちた場所から、白い花が生えてきた
マデロンはその花を摘んで花束にして、聖母マリアにささげた
というものです。
キリストの誕生した時期は、クリスマスということになっていますね。
もちろんこれはキリスト教圏の考えなので、イエスキリストの実際の誕生日は不明です。
なので、クリスマスに咲いたバラのような花、という意味で呼ばれるようになった、とされているのです。
でも、クリスマスローズとバラの花って、似ていないじゃない?
と、正直思ってしまいませんか?
私も最初はそう思ったのですが、ヨーロッパの人達にとって、バラは花の中でも代表的な存在なんですね。
で、ここからは私の考えなんですが
なのでとにかく”花”という意味をこめて、ローズの名をつけたよ思います。
ちょうど日本では、食事に炊いたご飯でなくて、パンやパスタを食べても、昼ごはんとか夜ごはん、というように、
それに、昔の(おそらく中世か、その前)バラは、今のように八重咲で豪華なイメージではなかったですからね。
なのでよけい、ローズと呼んでも違和感がなかったのではないでしょうか。
ではクリスマスローズはみんな、クリスマスの頃に咲くかというと、種類にもよるのです。
クリスマスローズの種類は?花期はいつですか?
クリスマスローズには、大きく分けると原種に近いニゲラ属と、レンテンローズと呼ばれる種類があります。
このうち、冬のさなかに咲くのはニゲラ属。
特に原種に近い品種は、草丈も小さくて、葉と葉の間も詰まっています。
※”本物”のクリスマスローズはこんな感じです
レンテンローズは、2月や3月から5月にかけて、花を咲かせます。
ただし、クリスマスのころに市場に出回るクリスマスローズは、ハウスで育てられた、温室栽培です。
なので花を咲かせた鉢で買った場合は、屋外で寒さにさらさないようにします。
でないと、たとえば一晩、厳寒にさらした場合などは、花茎がしおれてしまいますから。
クリスマスローズの選び方
クリスマスローズには、花のタイプも色々あります。
花色でいうと
白、ピンク、濃いピンク、グリーンがかった黄色、
黒系統に
ゴールド系統
さらに花弁の縁がグリーンなどの複色もありますよ。
一般に、白以外はピンクと言っても華やか、というより中間色でドーンも渋めですね。
花の咲き方で言うと
シングル(一重咲)
セミダブル(アネモネのような咲き方)
ダブル(八重咲)
など。
花の大きさも小輪から大輪まであります。
価格は、一重よりセミダブル、ダブルの順に高くなる傾向がありますが、実際には珍しい種類や、有名な園芸家が育てた苗なども高くなります。
小さな苗なら楽天で500円台からありますが、プレゼントとしては、花が咲いているか、もしくはツボミがついた鉢植えを選びたいところですね。
そのような鉢植えは、結構値段が高いので、ご予算を考えて選びましょう。
まとめると
クリスマスローズは、バラではなくてキンポウゲの仲間でした。
名前の由来は、ヨーロッパの伝説から。
花の時期は種類による。
クリスマスの時期に花が咲いて出回っているものは、温室栽培なので寒さに弱い
苗はお手頃価格だが、花のついた鉢植えは、結構高価。
でした。
クリスマスローズについてのお話、いかがでしたか?
花色や咲き方など、いろいろ種類が豊富なので、ご予算と合わせて選んでくださいね。