お歳暮の時期はいつまで?年末に贈るのは失礼ですか?のしの書き方は?
2017/11/28
初めてお歳暮を贈る時、時期が気になることって、ありますよ
うか。
何となく12月に贈るのは知っているけれど、正確にはいつからいつまでなのか。
あまり年末に贈ったら、かえって失礼ではないかと迷ってしまいますよね。
そこでお歳暮を贈る時期はいつからいつまでなのか、その時期に贈れない場合はどうしたらよいのか、ふさわしいマナーについてまとめました。
お歳暮の時期はいつまでですか?
お歳暮を贈る時期は、正式には12月10日から20日とされています。
さらにもともとは、12月13日からでした。
その理由は、12月13日が正月の事始めの日だったから。
ですので、お歳暮を贈るお相手が、とてもマナーに厳しい方でしたら、13日から20日の間に贈るとよいでしょう。
でも実際には、最近は贈る時期がどんどん早くなっています。
特に関東では、12月上旬になると贈る場合も多いです。
これは年末が近づくにつれて、相手の方も色々と忙しくなるからという心づかいによるものでしょうか。
もしかしたら、贈る側の都合もあるかもしれませんね。
どちらにしても、贈る時期はなるべく早い方がよい、とされています。
遅くてもクリスマス前には届くようにした方がよいでしょう。
ただし、例外もあります。
それは、鮭や昆布巻きなどの正月用品や生ものです。
これらの品物は、、年末ぎりぎりでもよいとされているんです。
この理由は、昔は食べ物の保存技術が発達していなかったから、と考えてしまいますね。
もちろんそれもあるでしょう。
でも、お歳暮は、もともとその年の歳神様をお迎えするために、前の年越しの際に女性たちがお供えを持ち寄ったことが始まりとされています。
お歳暮の期限がわかると、正月用品や生ものの時期について納得ですよね。
今はすっかり、日ごろお世話になっている方への感謝を表すためのものになっていますが、それもまた、時代による変化なのでしょう
でも実際には色々な事情で、本来の時期には贈れない場合もありますよね。
そんな場合はどうしたらよいでしょうか。
お歳暮の時期を過ぎたら、年末に贈るのは失礼ですか?
最初に結論を言うと、お歳暮は《全く贈らないよりは贈った方がよい》です。
その場合、確かに、20日を過ぎると、デパートなどのお歳暮特設会場はなくなってしまいます。
でも、ギフトとして「お歳暮」であることを伝えれば、お歳暮の熨斗紙もつけてもらえますよ^^
実際、ギフト売り場の店員さんによると、そのようなケースは多いとのこと。
でも、時期を過ぎているのにお歳暮というのは、やっぱり抵抗がある方もいらっしゃるでしょう。
その場合は、年末までは「寒中見舞い」「寒中御伺」とするのはいかがでしょうか。
もしくは、年が明けてから「御年賀」として渡すのです。
「お年賀」の時期もまた、正式には松の内と呼ばれる、1月1日から7日までですね。
松の内が過ぎてしまうようでしたら、「寒中見舞い」「寒中御伺」になります。
お歳暮の時期を過ぎて贈る時の注意はある?
お歳暮を年末に渡すことになってしまった、
もしくは、年が明けてからでないと渡せない。
そのような時、
時期を過ぎてしまった理由について、きちんと説明した方がよいのでは?
と気になる方もいらっしゃるでしょう。
その理由は、仕事やご家庭の事情だったり、ご自身やご家族のご病気だったり。
または、どなかたの不意の事故だったりするかもしれません。
相手の方との関係や、普段の親しさにもよりますが、一般的にはあまり詳しく伝える必要はありません。
たとえば、ご自分やどなたかのご病気だった場合、病名までは伝えずに、添え状の中で、「体調不良につき」や、「家庭の事情で」くらいですね。
ふだん顔を合わせる機会がない相手でしたら、添え状に一筆、その旨を書き添えるとよいでしょう。
顔を会わせて直接渡せる場合は、手渡しの際に申し添えます。
ただし、手渡すつもりでいても、事情によっては相手の方に急用ができて、席を外しているうちに、あなたが帰らなければならない、などという場合もありますね。
そんな時のためにも、添え状に一言書いておくとよいでしょう。
まとめ
・お歳暮の時期は、12月10日から20日までが正式な期間。
・実際には、年々早くなる傾向にあり、関東では12月上旬からとなっている。
・贈る時期は、年末で忙しくなる前がよいが、まるきり贈りそびれるよりは、贈った方がよい
・年末に贈る場合も、のしは「お歳暮」で通用する
気になる場合は、「寒中見舞い」「寒中御伺」とする
・年が明けて渡す場合、松の内までは「お年賀」
松の内も過ぎてしまったら「寒中見舞い」「寒中御伺」とする
でした。
お歳暮を贈る時期と、期間内に間に合わない場合のマナー、いかがだったでしょうか。
それでは、胸のつかえやモヤモヤが晴れて、すっきりした気持ちでお歳暮が贈れますように。
★あわせて読みたい
⇒お歳暮を無難なものから喜ばれるものにグレードアップ!そのポントとは?