ピアノの先生にお歳暮は必要?相場や商品券はどう?講師だった私の場合
2017/11/28
ピアノなど習い事の先生へのお歳暮について、ピアノやエレクトーンの個人やグループレッスンをしていた経験からまとめました。
そもそも、習い事の先生へのお歳暮は必要でしょうか。
他の方が渡しているのに、ご自分だけ渡さなかったら、その後の扱いが違ってくるか、心配な方もいらっしゃるでしょう。
また、渡す場合の相場や品物、渡し方についても知りたいとお思いのことでしょう。
そこで、私や周囲の講師が感じていたことをお伝えしますね。
ピアノの先生にお歳暮は必要?
必要かどうかは、先生や教室の考えにもよります。
教室によっては、お歳暮やお中元は禁止、というところもありますね。
これは学習塾などに多いですが、音楽教室の場合は、そこまで厳格に決められているところは少ないでしょう。
ただ、正直ピアノの世界には、古い考えが残っていたりします。
先生によっては、暗黙の了解でお歳暮やお中元は当然の礼儀、という考えの方もいらっしゃいます。
そのような先生の場合、生徒さんがコンクールや音大受験を目指していなくても、周囲の雰囲気で上げないと落ち着かない、となるかもしれません。
でも、一般的には、こだわらない先生の方が多かったです。
私も、必要とは感じませんでした。
ただ、お歳暮やお中元を下さる気持ちは有難く受け止めていました。
中には「あのお家はお歳暮もお中元も持ってこない」「あの会場は~」と怒っている先生もいらっしゃいました。
それでも、先生として、その生徒さんに対する気持ちは変わりません。
あくまで誠意をもってレッスンします。
というか、レッスンの時にはお歳暮のことなど考えている余裕はありませんからね。
それに、時代の流れというものもあります。
昔のように、「先生は目上の方で、レッスンをお願いしている」という意識から、お客様意識が強くなっていきました。
それにプラスして、世の中の景気も変わりました。
特にバブルがはじけた後は、習い事どことではなくなってしまったり。
ですので、お歳暮お中元を下さる方の割合も少なくなっていきました。
そのような事情は、先生のほうでもわかっていました。
ですので、気になる場合は他の生徒さんの保護者の方に聞くとよいでしょう。
できれば1~2年、先輩の生徒さんがベストですね。
ピアノの先生へのお歳暮、相場の金額はどれ位?
これもまた、地域やその教室にもよります。
でも一般的には、5000円程度とされていますね。
グループレッスンの場合は、1クラスの保護者の方たちがお金を出し合って商品券を下さることが多かったです。
お一人当たりが出す金額は、1000円から2000円でした。
個人レッスンでは、いつも5000円程度の金額を出すのは難しい、という方もいらっしゃいますよね。
その場合は、無理のない範囲で大丈夫ですよ。
金額的に弾めなくて気になる時は、手紙を添えるというのはいかがでしょうか。
手紙で、日ごろお世話になっているお気持ちを伝えれば、先生は嬉しくお感じになると思いますよ。
ピアノの先生へのお歳暮で商品券ってどうなの?
商品券、私の周囲では好評でした。
なぜなら、好みでない品物を頂いても、使えないからです。
重いジュースや缶詰の詰め合わせも、持ち帰りが大変でした。
その点、商品券は好きなものが買えますし、現金に換金もできます。
(換金の際は、2割程度、手数料を引かれますが)
頂いた商品券は、デパートのものがほとんどでしたが、系列スーパーでも使えるタイプなら、なお便利でした。
その理由は、食品などの日用品が買えるからです。
本音を言うと、一番有難いのは、商品券より現金だったのですけどね。
贈る側のお考えとしては、、「現金をお歳暮にするなんてマナ―違反」とされているようですが、
商品券は、地域によっては使えるところがない、とか、換金する手間がかかるし、その際は手数料がかかるからです。
実際に、現金を頂いたこともありました。
さすがにこれは、新しい生徒さんからはありませんでしたが。
ですので、現金を渡すのにためらいがあるようでしたら、まずは商品券にしてみましょう。
まとめると
ピアノの先生など、習い事の先生に贈るお歳暮やお中元は、必須ではない
品物を贈らない場合や、金額をかけられない場合は、手紙を渡すとよい。
金額の相場は、5000円が一般的。
先生の立場からの本音は、現金がベストだが、マナー的には商品券が適当とされている。
商品券も、好みに合わないものや、持ち帰りが重くて大変なものよりはずっと便利。
そのため、落としどころとしてはちょうどよい。
でした。
もちろん、先生の好みもあります。
先生が好きなお菓子などもいいですね。
日持ちするものでしたら、なおよいでしょう。
教室では、お菓子の詰め合わせを控室に置いて、他の講師や受付スタッフの方たち皆さんで食べることも多かったです。
以上、私の体験談でしたが、ご参考になれば幸いです。
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