コサージュでスーツに穴を開けないタイプの選び方や付け方は何がある?
卒園式や入学式、セレモニーのスーツには、コサージュがつきものですね。
でもスーツによっては、コサージュのピンで穴を開けるのが心配、ということもあるでしょう。
特に大事なスーツや、革のスーツ、もしくは人に借りたスーツとか。
そんな方のために、スーツに穴を開けないコサージュはどんなタイプがいいか、選び方や付け方についてご説明します。
スーツに穴を開けないコサージュのタイプ、選び方のコツは?
コサージュは、左の襟につけるのが一般的です。
なので、ジャケット付きのスーツなら、話は比較的簡単です。
クリップ付きのコサージュを選べば良いのですから。
ジャケットがノーカラーなら、襟元に留めます。
店頭で見る今のコサージュは、ピンとクリップの両方がダブルで付いているものが多いですよ。
でももしも、お手持ちのコサージュがクリップタイプでなかったら?
くちばしクリップを使いましょう。
髪を留める、あのクリップです。これなら多少大きさのあるコサージュにも使えます。
ヘアクリップを売っているショップに行けば、キラキラしたものから目立たない素材まで、色々そろっています。
コサージュを留めるために使う場合、くちばしクリップのサイズは小さ目がおすすめです。
それでもよほどのミニサイズを選ばないと、最初からクリップ仕様のものより大きいですね。
でも、クリップがちらっと見えているくらいなら、かえっておしゃれ度がアップする、というメリットもあります。
ただし、卒園式や入学式で、保護者としてあまり華美にしたくない場合は、キラキラしたデザインはおすすめしません。
あくまでもセレモニーにふさわしく、スーツの色から浮かない色や素材のクリップを選びましょう。
コサージュを実際に付けたとき、角度がおかしくならないように、ピンの留め金部分にクリップを縫い付けると安心ですね。
問題は、それ以外。
・襟元に留めると全体のバランスがおかしくなるので、もっと下に、ピンで留めるような位置につけたい
・クリップを見せたくない
なんて場合ですね。
そんな時は、こんな方法がありますよ。
コサージュでスーツに穴を開けない付け方一覧
コサージュの大きさやデザインにもよりますが、
・ジャケットに胸ポケットがあるなら、クリップでポケットに留める
こちらはちょっと見かけないかもしれませんが
・ベルトがあるタイプのスーツなら、ベルトに留めてもいいのです。
もしくは、
・ショールを付けて、コサージュはショール留めにするのです。
これならクリップで留めることもできますし、コサージュが軽くて小さ目でしたら、ピンのまま留めることもできるでしょう。
ただ、ショールの布地や織り方によっては、ピンで留めた場合、時間が経つにつれて、ショールの織り目に影響が出ることもあります。
たとえば、透ける薄手で粗い織り目のショールとか。
もちろん、ピンで穴が開いてしまうショールには、この方法は使えません。
ですのでその場合は、なるべくクリップを使いましょうね。
また、こんな方法もありますよ。
・名刺のマグネットを使う
ちょっとハンドクラフトの手間がかかりますが、マグネット付きの名刺を分解して、片方のマグネットをピンの留め金に縫い付けます。
もう片方のマネットは、スーツの(たいていはジャケットですが)裏にあて、磁力で挟み込むのですね。
スーツ生地の厚さにもよりますが、密着度が心配な方も、事前に試せます。
そこまでできない、という方は
軽くて小さいコサージュなら、
・布製クラフトテープを使う、という方法もあります。
使い方は、クラフトテープをピン留め金と同じ幅と長さに切って、貼り付けるのです。
ただしこれは、コサージュをはがした後、スーツ生地に糊が残ることがあります。特に長時間のセレモニーでは注意ですね。
心配な場合は、スーツの目につかない部分で試すとよいでしょう。
たとえば折り返し部分とか。
まとめ
これまでの内容をまとめると
コサージュでスーツに穴を開けないためには
・クリップ付きのコサージュを使う
・クリップ付きのコサージュがない場合、くちばしクリップを使う
クリップで留める場合、コサージュは襟や襟元が基本。
コサージュを襟元につけられない、付けたくない場合は
・スーツのデザインやバランスによっては、ベルトや胸ポケットに留めてもよい。
・ショール留めに使う手もある
それ以外でおすすめなのは
・名刺のマグネットを利用する
お手軽なのは、
・布製クラフトテープで貼る
ということになります。
お手持ちのスーツやコサージュはどんなタイプか、あなたが身に着けたときのバランスも考えてみましょう。
ベストな方法が選べますように。