新盆見舞いの金額相場は？のしや袋の種類や書き方、渡し方もご紹介
2017/08/09
新盆見舞いについて、金額の相場やお札の種類や入れ方からのし、渡し方まで一気にご紹介いたします。
新盆とはあらぼん、にいぼんと読み、一般には亡くなった人の49日過ぎて初めてのお盆をさします。
初盆（はつぼん）とも言いますね。
故人を亡くしたご家族、ご親族から新盆にお招きされた時、金額はどれくらい包むのでしょうか。
※親族側の方はこちらの記事をどうぞ
⇒新盆で親族の香典金額はいくら？服装やマナーで気をつけることは？
新盆見舞いの金額 相場はどれ位？
新盆見舞いに用意する金額は、地域によって違います。
また故人との関係によって変わってきます。
故人が近所の人か、知人なのか友人なのか。
また、祖母や孫、義父の場合もありますね。
ただ一般的には、5000円から1万円とされています。
この中から、故人とのお付き合いの程度に応じて選びましょう。
あなたが社会人になって期間が浅い20代前半なら、金額はそんなに高くなくても差支えないかもしれません。
ただ地域性がありますので、その地域の慣習に詳しい年上の方に相談するとよいでしょう。
中にはお坊さんを呼ぶか、お寺でお経をあげてもらう供養のあと、参列者に精進料理などの食事をふるまわれるかもしれません。
単に相手のお宅に伺うのではなく、供養会（くようえ）にお招きされている場合は、お食事代も考慮に入れた額を包みましょう。
ただし4千円や9千円などの額は、「死」や「苦」に通じるとして嫌われますので、気を付けてくださいね。
新盆見舞いのお札の種類、新札は使える？
新盆見舞いなど、不祝儀の時は、新札は避けましょう。
普通に使ったお札を選ぶのです。
それでもあんまり古いお札でボロボロやヨレヨレになったものは使わないでくださいね。
どうしても新札しかない時は、二つ折りにして折り目をつけてから入れましょう。
新盆見舞いのお札の入れ方は？
お札は向きを揃えて入れましょう。
新盆見舞い のしや袋は何を使う？書き方はどうするの？
新盆見舞いでは、金額によって、たとえば3千円程度かそれ以下なら、不祝儀袋のポチ袋でも良い場合があります。
3千円以下というのは、故人と親しくて白提灯なども用意していった場合ですね。
（新盆見舞いに現金を包むのは、もとは提灯代としてですから）
一般的には、不祝儀袋に熨斗紙をかけます。
のしの表書きは「御仏前」。
「御霊前」「お香典」ではないので注意しましょう。
御霊前は、49日のうちですし、お香典は葬儀の時ですので。
水引は黒白の結び切りが一般的です。
水引が印刷された袋でもよいでしょう。
水引の下には、あなたのフルネームを記入します。
筆記具は筆ペンで。薄墨でなくても構いません。
新盆見舞いの渡し方は？
新盆見舞いは、正式には『ふくさ』に包んで渡します。
ふくさがない場合は、ハンカチを使います。
色は黒かグレーですね。
受付ではふくさをほどいて出し、相手の方にのしの表書きが見えるように渡します。
で、そのふくさの包み方ですが、
これにもマナーがあるのです。
新盆見舞い ふくさの包み方とは
まず、ふくさの角が正面にくるように広げます。
つまり、こちらから見て正方形ではなく、ひし形になるわけですね。
ふくさに留め具がある時は、留め具が左側にくるようにしましょう。
次に袱紗の中央に、袋を正面向きに置く
ふくさをたたみます。
たたみ方にも順序があって、右⇒下⇒上⇒左となります。
おわりに
新盆見舞いについてまとめると
・金額の相場は5000円から1万円が一般的。
供養会にお招きされている場合、後の食事代も考慮した額にするとよい。
ただし4や9のつく額は避ける。
※金額は、地域性や故人との関係によって変化する。
心配な場合は、その地域の慣習をよく知っている年上の人に聞くとよい
・お札は新札を避ける。ただし古いお札といってもあまりにボロボロ、ヨレヨレのお札も避ける。
新札しかない場合は二つ折りにして折り目を付けておく。
・袋は『御仏前』と書いたのし袋を使う。
・お札の向きをそろえて入れる
・ふくさに包み、受付に渡す時はふくさから出して、相手に袋の正面を向けて渡す。
でした。
これらのお作法、慣れないと面倒に感じるかもしれません。
でも遺族や親族の方にとっては、まだ悲しみから日が浅い時が多いのです。
あなたにとっても親しい方だったかもしれません。
ご遺族のお気持ちに寄り添って故人をしのび、ご冥福を祈ってあげてくださいね。
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