おみくじで凶が当たったらどうする?引き直しでも連続で出たら?
神社やお寺で引いたおみくじが凶だった時、対処はどうしたらよいでしょうか。
彼氏や彼女のことで悩んだり、受験や就職を控えた方はもちろん、初詣での凶は、1年の初めだけに気になってしまいますよね。
でも、ここで悩み続ける前に、おみくじについて知っておくと、不安も軽くなるかもしれません。
最後に、私の体験談もありますよ。
おみくじで凶が当たったらどうする?
まずは、あまり気にしないことですね。
おみくじには、一定の割合で「凶」が入っているのですから。
おみくじの凶の割合はどれ位?
おみくじには大吉から大凶まで、細かく分けると7段階あると言われます。
そのうち吉系と凶系の割合は、もともとは7:3だったとか。
ですので、おみくじを引いたら、10分の3の確率で、凶が出る計算になります。
神社仏閣によっては、「あそこは凶が多い」と言われるところもありますね。
有名どころでは、浅草寺など。
これは、実際には吉凶の割合を6:4にしているところが多いため、それに比べると凶が出る確率も多いと感じられるのではないか、と考えられています。
なぜ最初の7;3から6:4になっていったのかというと、あまり凶が出ると敬遠されてしまうから、とされているのです。
その点では、浅草寺が厳しい訳ではないのでしょう。
ただ確率から言うと、浅草寺でなくてもおみくじを引く回数が多くなれば、どこかで凶に当たることも出てくるのですね。
ただ、悩みや不安がある時は、そう考えて割り切れるものではありませんよね。
その時は、おみくじの吉凶、もともとの意味を知っておくといいですよ。
おみくじ凶が持つ意味は?
おみくじの凶イコール「悪いことが起こる」と考えていませんか?
でも、おみくじとは、もともと「神籤」といって、神仏の言葉を告げていものなんです。
その言葉とは、毎日の生活を過ごすための心構えですね。
ですから、吉や凶という単語にとらわれずに、その下の短文をよく読んでかみしめるとよい、と言われています。
アドバイスの本当のエッセンスは、その前の和歌の言霊(ことだま、言葉が持つ絵エネルギー)に込められている、という方もいらっしゃいます。
ただ、私たちのような一般人には、抽象的、というか高尚すぎて、何となく雰囲気を感じるだけ、という場合が多いのではないでしょうか。
そこで一番実際的なのは、短文を読むことでしょうね。
すると、大吉でも「心を引き締めて精進せよ」、凶でも「これから春に向かう、忍耐あるのみ」など記載されていたりしますから。
(中には、「中吉が一番良い」という人もいるくらいです)
もしも大凶が出た時は、「これ以上悪くなることはない」と思うことにしましょう。
それに、おみくじや占いは、「現状からの予想を表しているだけ、という考えもあります。
なので良い予想が出たことで油断して努力をしなかったら、せっかく授かるはずだった運を逃してしまいます。
また、悪い予想に気落ちして、暗くなったり投げやりになる必要もありません。
おみくじでも、「〇〇に注意せよ」「慎重に」などのアドバイスが書いてあるでしょう?
おみくじの凶の引き直しは意味がある?
凶が出たので引き直ししたら、連続して凶が出てしまった。
なんて時もありますよね。
引き直しについては、「せっかくの神仏のアドバイスを無にする行い」と、ヒンシュクする方もいらっしゃいます。
でも、お寺の住職さんたちには「何回でも引き直しして大丈夫」とおっしゃる方たちもいらっしゃるんですね。
おみくじの引き直しで吉が出たら、気持ちも切り替えられるし、嫌な気持ちを引きずるよりはよいでしょう。
それでも気になる方のために、私の体験をお伝えしますね。
おみくじで凶が当たった私の体験
実は私も、悩みを抱えていた時にある大きな神社で引いたおみくじが「大凶」だったことがありました。
そしてアドバイスの文章が、当時の現状にぴったりだったのです。
確か「自分の心が決まっていないのに、指針が与えられるはずがない」という意味だったと思います。
その時は、まずはいったんお賽銭箱の前でお祈りをして、御玉串をおさめた上で心願成就のご祈祷を受けました。
ご祈祷後は、またお賽銭箱の前で感謝とお礼のお祈りをしました。
そして、再びおみくじをひいたのです。
すると今度は、吉が出たんですよ。
大吉だったか中吉だったかまでは覚えていませんが、自分としては「これで運勢が変わった」と思うことができました。
もしもご祈祷を受けた後に引きなおして、また凶が出たらどうしよう?
と心配でしたら
「ご祈祷をしてもらったから、私の運は変わった」
と、ご自分に言い聞かせてみましょう。
毎晩寝る時に、布団に入ってから心の中で思うようにするといいですよ。
眠りに入る前に思ったことは、潜在意識に焼き付くと言いますから。
まとめ
おみくじの凶が出た時の対処方、いかがだったでしょうか。
凶という言葉にとらわれずに、気持ちをプラスに切り替えて、前向きに過ごしてくださいね。
もしも一見、悪いことが起こっても「かえってもっと良いことにつながるかも」とか「厄払いになった」と考える習慣をつけるといいですよ。