ヒアリの特徴 他のアリとの見分けるための生態とは?
2017/07/09
ヒアリから身を守るための対処法について、まずは特徴見分け方についてお伝えします。
火アリ、火蟻とも呼ばれるヒアリがとうとう、東京大井埠頭で100匹以上見つかり、「うちの地域は大丈夫」とも言っていられなくなりました。
ではそのチェックポイントとは?
ヒアリの特徴 アリとの見分け方は?
今、ヒアリについて一番気になることは、「自分や子供の周りにヒアリがいるかどうか」ですよね。
そのために、変わったアリを見かけると、つい神経質になったりするもの、無理はないことです。
ヒアリの特徴 外見は?
ヒアリの外見的特徴について、一般的な印象としては、
・茶色で小さ目のアリで、お尻は黒い。
というものではないでしょうか。
でもそれでは、他のアリをヒアリと間違えてしまうこともあります。
もっと詳しく言うと、
・ヒアリの大きさ(体長)は2.5㎜~6㎜と幅があります。
と言われていますが、これは働きアリの大きさに、それ位バラつきがある、とのことです。
ですので、2.5㎜より小さければ、ヒアリではない可能性が強いですね。
ヒアリかどうか、外見から正確に見分けるには、顕微鏡が必要なんです。
顕微鏡で体のあちこちを観察して
・腰(胴とお尻をつなぐ部分)が細くて2節あり
・頭に混紡のような太くて大きいツノ状突起が目立つ
そして
・お尻の色が暗め
・お尻から毒針がのぞいている
これらがあったら、ヒアリの可能性が大きいのですね。
でも実際、顕微鏡なんて持ち歩けるものではありませんし、専門家でなければ、最終的な判断は難しいでしょう。
そこで外見以外にも、ヒアリかどうか見分けるチェックポイントです。
ヒアリの特徴 外見以外では?
・土で蟻塚を作ること
・巣を踏むと、大量の蟻が素早い動きで出てくること
ヒアリは、土で蟻塚を作って巣にします。
普通のアリの巣も、地面の出入り口には土のかけらが集まっていたりしますが、
(下は普通のアリの巣の入り口)
火アリの蟻塚はもっとずっと大きいです。
その直径は25から60㎤、高さは15から50㎤程度。最大のものは90㎤にもなるのです。
さらに深さも最大で100㎤というから、パワーがありますね。
専門サイトの画像で見ると、地面全体が掘り返した後のように盛り上がっています。
芝生でも、モグラ塚の特大版のようにこんもりと盛り上がっています。
もしもそんな蟻塚を見かけたら、近寄らないようにしましょう。
蟻塚の上に乗るなんて、もちろん厳禁。
巣を攻撃されたと思ったヒアリが集団で出てきて、激しい攻撃をしてきます。
巣から出て攻撃してくるヒアリは、100匹以上と言われています。
ヒアリの集団に刺されないよう、絶対に気をつけなければいけませんね。
⇒ヒアリの駆除 刺される前にできることは?殺虫剤は効く?対策には何がいい?
ではヒアリの蟻塚は、どんなところにあるでしょうか?
ヒアリが好むのは、開放的な土地なんです。
それはたとえば、
。公園であったり、畑などの農耕地であったり
開けた草地も要注意ですね。(もちろん芝生も含みます)
あとは畑などの耕作地。
このうち、お子さんたちに要注意なのは公園ですね。
お母さんたちも目が離せなくなってしまいそうです。
草地でキャッチボールやバーベキューなど、アウトドアでも油断ができません。
知らないうちに足にたかっていることもあるそうでので。
テレビを見たら、都内の幼稚園では、外出をさせないように、とのお達しを出したところもありました。
中には外見、行動ともにヒアリに似ていても、ヒアリでないアリ(アカミミアリ)もあるんですね。
でも、アカミミアリも同じように危険なアリですので、怪しいと思ったアリや蟻塚には、近寄らないのが一番です。
もしもヒアリらしいアリや蟻塚を見つけたら、どうしたらよいでしょうか?
心配な方はこちらの記事で
⇒ヒアリの駆除 刺される前にできることは?殺虫剤は効く?対策には何がいい?