新盆見舞いの服装は喪服?平服?持っていくものは何ですか?
2017/12/01
新盆見舞いの時の服装や持ち物についてお伝えします。
葬儀やお通夜と違い、新盆見舞いについてはマナーの本でもご遺族や親族の方中心が多いですね。
それ以外の友人知人の場合、詳しいことがわからなくてお困りの方のためにまとめてみました。
新盆見舞いの服装は喪服?平服?
ご遺族や親族の方は正式なら喪服着用か、準喪服がマナーとされていますね。
でも、友人知人の場合は略喪服か、地味目の平服でよい
とされています。
特に最近は、地味目の平服で参加する方が多くなっています。
※平服とは普段着のことではありません。
「平服でお越しください」と言われた時は、略礼装か、それに準じる服装、つまりきちんとした服装を指します。
ですので、カジュアルな服装や、カッターシャツ、カットソーは避けましょう。
では、略喪服とは?
簡潔にまとめると
・男性ならダークスーツ、または礼服
・女性はそれに準じた服装
とされていますが、《準じた》って、どこまでがそうなんでしょう?
略喪服 レディースの場合は?
ひとつの目安は、ブラックフォーマルのお店では《ブラックアフタヌーンウェア》という表現をしていること。
黒一色なら色としては安全ですが、問題はまずデザインです。
新盆の時期は暑いですが、ノースリーブや襟元など、露出の多いデザインや、ドレッシーなスカートは避けましょう。
胸元が開いている場合は、黒のスカーフなどで隠せば大丈夫っです。
袖の長さは、5分袖から長袖までが正式ですが、新盆でしたら、5分~6分袖でもよいです。
スカート丈も、ひざ丈まではあった方がよいですね。
長いものでは、ふくらはぎ丈とされています。
生地としては、黒一色でも光沢のあるものは避けましょう。
また、
略喪服の場合は、色のバリエーションがあります。
女性の場合、略喪服では
・黒、紺、グレー 或いは地味目の色のワンピースやスーツ、アンサンブル。
パンツスーツも許容範囲です。
小さなお子さんをお連れの場合、動き回ったりしゃがんだりするときに便利ですね。
授乳中のお母様にも対応したデザインもありますよ。
ただ、黒と言っても光沢のある生地は避けましょう。
柄について
無地なら問題ありません。
その他にも略喪服では、完全な無地でなくても、
・チェックやストライプ、水玉でも、見た目無地に近い織り柄
なら良いとされています。
素材として、夏はコットンボイルやレース素材もあり。
フリルやレース、リボンなども、華美になり過ぎない程度なら許容範囲で、流行のデザインを取り入れても可。
と言っても地域性はありますし、相手のお家の雰囲気に合わせて、心配な時は正式な喪服に準じて、なるべくシンプルデザインの服を着用しましょう。
略喪服のインナーは?
カットソーなどのカジュアルなインナーではなく、ブラウスを着用しましょう。
ブラウスの色は黒が正式ですが、略喪服の場合は白でも良いとされています。
略喪服のバッグや小物、靴などは?
女性として気になるものの一つが、バッグですえ。
略喪服の場合、バッグやベルトなどの小物、靴などは黒で統一することをおすすめします。
特に服自体が黒以外の紺やグレーの場合は、小物類を黒にすることで改まった雰囲気が強くなります。
バッグはフォーマル用の小さなバッグでなくても、派手なデザインでなければ可。
(普段使いのバッグでも、黒なら許容範囲です)
ストッキングについて
マナー本では黒一択、とするものもありますが、薄地やベージュでもよいなど、ここは地域によっても幅があります。
全体の雰囲気に合わせたい場合は、まずベージュのストッキングを履いて、黒をスペアとして用意。
会場に着いたら、他の方たちがどちらを着用しているか見てから、履き替えるかどうか判断するとよいですね。
アクセサリーは、白か黒のパール一連ネックレスにしましょう。
二連では、「不幸が重なる」として良くない、とされています。
ネックレスの丈は、あまり長いものは避けて、首に沿う長さを選んでくださいね。
新盆見舞いのメイクや髪型は?
新盆見舞い、というか略喪装では、ナチュラルメイクにします。
パール感が強いアイテムや、原色系の口紅は避けてくださいね。
マニキュアや香水も、控えめにしましょう。
全部がまとまったら、髪型はまとめるかアップにしましょう。
新盆見舞いに持っていくものは何ですか?
新盆見舞いのお札を入れた、不祝儀袋と用意しましょう。
不祝儀袋は、ふくさ、または黒かグレーのハンカチに包んで持参します。
※故人と親しい間柄であったら、白提灯を持っていく地域もありますが、現在はそれも少なくなりました。
その代わりに現金を包むケースが増えているのです。
その他にはお線香や花、お数珠(じゅず)を持参する場合もありますね。
さらに、御仏前にお供え用のお菓子とか。
これらは個人との親しさや、地域の慣習もありますので、細かい点は、故人の地域の方に尋ねるとよいでしょう。
おわりに
新盆見舞いの服装や持っていくものについて、いかがだったでしょうか。
一番気になる服装についてまとめると
・新盆見舞いの服装は、略喪服か地味目の平服
・略喪服の色は黒か紺、グレー。
女性の場合はワンピースやスーツ、アンサンブル
、パンツスーツ。
・袖なしや胸元が開いたデザインは避ける。
胸元が開いた服は、黒のスカーフでカバーするとよい。
素材や織り柄は無地か、無地に近いチェックやストライプ、水玉。
光沢のあるのものは避ける。
夏はコットンボイルやレース素材も可。
・フリルやレース、リボンも可。
でした。
新盆見舞いの会場に着いたら、
「新盆の供養に参りました」
と挨拶をしましょう。
その後、「お線香を上げさせてください」と続けると、なおよいでしょうね。
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