花粉症対策で効果があるお茶や食べ物、私の体験
花えは粉症対策に効果があるとされる食べ物や飲み物、色々ある中で、何がいいでしょうか。
10年ほど前はテン茶にシソ茶、今はヨーグルトやお茶のカテキンなど。
でも試してみても効果がないとしたら、他に思いがけない原因があるかもしれません。
それを改善したら、花粉症のつら症状が良くなることも、ままあるのです。
私の場合、それは食生活でした。
私がスギ花粉症を発症したのは、20代前半でした。
春先、2月終わり頃になると、鼻水やくしゃみが始まり、眉間や後頭部が重くなるのです。
体もだるく、目や顔が痛くなり、寝ているしかないこともありました。
仕事の時はティッシュで鼻水を抑え、涙目はハンカチで押えるという状態。
でも、3月の年度末は、仕事も忙しく、病院も混んでいます。
そんなこんなで、時には病院へ通いながら30代後半を迎えたある日。
ふと目にした雑誌記事に書いてあったこと。
それは
★花粉症やアトピーの人の食生活について
・漢方でいう五味(甘み、酸味、辛み、渋み、苦み)のうち、苦みが足りない
・甘みが多すぎる
・香辛料が苦手な人が多いが、香辛料は体を温める働きがある
というものでした。
またさらに別の雑誌では
・漢方では、花粉症の症状は「水分の摂りすぎによる冷え解消のためにおこる」
という記事も載っていました。
最初の雑誌記事「苦み」「香辛料」について。
私は思わず、「それだったんだー!と、心の中で叫びそうになりました。
実は私、食べ物の好き嫌いはない方だと思っていたのです。
大体は、出されたものは食べていますし。
ところが。
付け合わせの山菜や、トウガラシなどの薬味は食べなかったのです。
しょうがのガリも、福神漬けも。
しょうがもまた、血行を良くしてデトック効果のある大切なハーブなんですよね。
(これは後で、生姜紅茶で知りました)
しかし特に、苦みは未経験でした。
★苦い食べ物とは?
蕨やぜんまい、タラの芽などの山菜
ふきのとう
よもぎ
などです。
これ、みんな春先の食べ物ですよね。
その時、季節は3月初めだったので、さっそくタラの芽とふきのとうを買って、天ぷらにしました。
(ふきのとうは最初おひたしにしたら、あまりに苦くて食べられなかったのです。
ちなみに天つゆとおろし生姜、大根おろしで食べると、よけい食べやすい味になりましたよ)
小さめの、まだ開いていないふきのとうを6つ、食べたら・・・
ひどかった鼻水や涙目が、かなり治まり、頭の重みもなくなったのです。
これはやはり、苦いもののパワー?
そして色々、苦いものを食べ比べた結果。
ふきのとうが一番効果がありました。
それ以来、花粉症の症状が重くなりそうな時は、先手を打ってふきのとうの天ぷらです。
いえ、症状が出るまえにも、予防策として食べています。
ふきのとうが手に入らないときは、タラの芽。
4月になると、蕨やぜんまいの天ぷら。
それ以来、スギ花粉症の症状が出たとしても、病院にいくまでのことはなくなったのです。
そうそう、よもぎのことを忘れていました。
よもぎは、ご飯に炊き込む方法もありますね。
でも個人的には、草もちで食べる方が好きなので。
でもちょっと待った。
甘い物の摂りすぎも要注意なんですね。
甘いもの、という、この場合は白砂糖を使ったお菓子です。
草もちなど、昔からの和菓子はともかく、今のスナック菓子などはつい食べすぎでしまいがち。
漢方の考えでは、甘いものは体を冷やす、というのです。
そして花粉症の鼻水や涙については
「水分の摂りすぎが原因」との情報も、やはり週刊誌記事で目にしていました。
これはどういうことかというと
・水分の摂りすぎは、体を冷やす
↓
・体は余分な水分を排出しようとする
↓
・余分な水分の排出が、鼻水や涙となる
なのですね。
実はこれも心当たり、ありまくりでした。
花粉症に効くとテン茶やシソ茶が話題だったころ、を飲めば飲むほど、症状が悪化していたのです。
当時は不思議でしたが、これで納得がいきました。
ただし、今は「花粉症の原因は体の冷え」とも言い切れません。
当時(といっても20年近く前のことですが)
すでに「最近の花粉症には、体の熱が原因のタイプも出ている」との情報も、その同じ記事にあったのですから。
そのため、以前は花粉症というと小青竜胡湯を処方するのが定石だったが、熱性の患者には、別の処方が必要、ともありました。
ですから、私の経験がすべての方にあてはまるわけではないでしょう。
それでも、この記事をお読みになった方が、お一人でも参考になれば幸いです。
あ、もちろん睡眠不足やストレスも、花粉症を悪化させる原因になりますので、お気をつけてくださいね。