花粉症の肌荒れ症状とは?改善にはどんなスキンケアが必要?
2016/12/03
花粉症による肌荒れの対処法について、主にスキンケアの視点からまとめました。
花粉症といえば、春のスギ花粉症と秋のブタクサが有名ですが、実はそれ以外にもアレルゲンとなる花粉の種類は様々です。
春は2月半ばからのスギ花粉症に始まり、4月上旬からはヒノキ、下旬から6月上旬はイネ科雑草、そして9月からはブタクサ。
決まった季節に肌荒れを起こすのは、ただ季節の変わり目でホルモン変化だけではないかもしれませんよ。
花粉症の肌荒れ、どんな症状、があてはまる?
花粉症による肌荒れの症状で体表的なものは
・目の回りや鼻の横が赤くなる
・頬にニキビ吹き出ものができる
・口元が乾燥して、粉を吹いたようになる
・顔全体の肌がガサガサ、ザラザラする
などです。
そして特徴的なのは、かゆみを伴うことが多いこと。
鼻水があまり出なくても、鼻の下が赤くなってかゆくなるというのも、よくあります。
鼻水をかみすぎて、鼻の下の皮膚が乾燥してガビガビ。皮がむけることもありますね。
ではなぜ、花粉で肌が荒れるのでしょうか。
花粉症で肌荒れ、なぜ起こる?原因は?
花粉症とはアレルギーの一種です。
アレルギーとは、体の免疫機能を司る抗体が、異物である花粉に過剰反応して、体に異変を引き起こす状態ですね。
ですので、体のあちこち、時には全身に影響が出ても不思議ではありません。
鼻に出れば鼻炎、目なら結膜炎、皮膚に出れば肌荒れとなります。
全身的な症状では倦怠感(だるさ)や微熱。
消化器系なら、下痢気味になったり。
アレルゲンとなる花粉は、目や鼻の粘膜から体内に入り込むのが一番多いパターンです。
そのため、花粉症の症状を軽くするためには、メガネ(できればゴーグル状のもの)やマスクが推奨されるのですが、
かゆみや肌荒れは、顔などの皮膚に花粉が直接つくことからも起こります。
私の場合、唇の上が胡椒の粒でもついたようにヒリヒリと痛痒い、という経験があります。
その時はアレルゲンとなる花粉が付いていたのですね。
花粉症による肌荒れの対処法、必要なケアは?
ここまで来ると、お察しの方もいらっしゃるかもしれません。
そうです、それは《洗顔》です。。
外出後は、上着を脱いで、外で付いた花粉を落としたら、顔についた花粉も洗い落としましょう。
次に必要なスキンケアは、《保湿》です。
なぜ保湿かというと、肌が荒れているときは、肌表面のバリア機能が低下して、うるおいが逃げているのです。
適切なケアをしてあげないと、肌はますます乾燥して、角質層が乱れ、外部の刺激に反応しやすくなってしまうのです。
そのため、肌荒れはますます悪化することに。
負のスパイラルを避けるために、保湿ケアが必要になるのです。
保湿化粧水のほかに、美容液や保湿クリームもおすすめですよ。
鼻をかみ過ぎて荒れてガビガビになった鼻の下は、保湿ティッシュで優しく拭いて揚げましょう。
花粉で肌荒れしているとき、メイクはしない方がいい?
また、肌荒れを起こした時は、メイクはせずにすっぴんでいる方もいらっしゃいますね。
でも、メイクはした方がいいですよ。
その理由は、メイクは外部の刺激から肌を守る役目をしてくれるので。
肌荒れがあまりひどくて、化粧水やメイクもできないほどヒリヒリしみたら別ですが。
では次に、詳しいアイテムや方法をお伝えします。
花粉による肌荒れにはどんな洗顔料や化粧水がいい?
花粉で肌荒れを起こしているとき、肌は普段より敏感になっています。
ですので、肌に低刺激な、香料や着色料が入っていない無添加化粧品を選びましょう。
ひとくちに無添加といってもアルコール配合のものもありますので、
敏感肌ブランドの化粧品がおすすめです。
具体的なブランドで、花粉症の人に評判が良いものの一例としては
・資生堂dプログラム
・花王キュレル
・ノブⅢ
・ポーラ ディセンシア つつむ
・DOVE
などです。
・ファンケルの敏感肌用ラインやオリーブオイルも評判いいですね。
また、メイクはした方がよいと書きましたが、メイク落としのクレンジングも重要です。
洗浄力が強いオイルタイプや、合成界面活性剤使用のジェルタイプより、ミルクタイプを選びましょう。
できれば肌への負担が少ないように、W洗顔不要のクレンジングがおすすめ。
もしくは、メイク自体、石鹸で落とせるタイプを使いましょう。
24hコスメもいいですね。
敏感肌用のメイクとしては、ミネラルファンデーションがありますが、パウダータイプではよけい肌が乾燥する心配がありますね。
でも最近は、ミネラルリキッドファンデーションも出ていますよ。
例えば、ヴァントルテ。
これらをうまく使って、肌荒れを悪化させることなく、つらい時期を乗り切ってくださいね。
まとめ
これまでの内容をまとめると
・花粉症の症状で、肌荒れを起こすことは珍しくない
・その場合、かゆみを伴うことが多い
・対処としては、洗顔が重要
・スキンケアは保湿に重点をおき、低刺激の化粧品を使う
肌荒れがあまりひどい時のスキンケアについては、また別の記事にしますね。