乾燥肌を鍋でケア!おすすめ食材とレシピは何がありますか?
空気が乾く秋冬は、乾燥肌の方にとってはつらい季節ですよね。
それなのに職場では暖房が入って、よけい肌がカサつくのも心配。
そこで肌の保湿ケア以外にも、食べ物で内側からの対策もしてみましょう。
おすすめなのは鍋料理です。
鍋は、湯気もたっぷりで、乾燥しがちのお肌も安心。
さらに肌の乾燥によい食材もたっぷり補給できますよ。
では、具体的にはどんな食材がおすすめでしょうか。
乾燥肌に合う鍋の食材とレシピは何がある?
まず、乾燥肌の方に摂ってほしい栄養素がいくつかあります。
代表的なものは、
・ACEと呼ばれる3種のビタミン
ACEとは、ビタミンA、ビタミンc、ビタミンEのことで、美肌作りには、真っ先にあげられるんですよ。
次に
・ビタミンB1、B2
・セラミド
・亜鉛
が挙げられます。
では、これらの栄養素が豊富で、鍋の具合に使いやすい食材を上げますね。
乾燥肌が摂りたい栄養素と食材は?
まず、
・ホウレンソウ、春菊、人参、小松菜などの緑黄色野菜。
これらには、β-カロテノイドという抗酸化成分が豊富に含まれています。
ビタミンACEなのに、なぜここでβ-カロテノイドなるものが出てくるの?
そうお思いですよね。
その理由は、β-カロテノイドは、体内でビタミンAに変わるからです。
その他、動物性の食べ物では、レバーもあるのですが、鍋にレバーは使いにくいですよね。
ビタミンcが豊富で、鍋の具材に使いやすい食材は
・キャベツなどの淡色野菜
があります。
具材としては、白菜の方がよくつかわれますが、ビタミンcならキャベツの方が豊富ですよ^^
鍋の具材ではありませんが、
・レモン汁
も、水炊きなど、ポン酢で食べる時にミックスするとよいでしょう。
・ジャガイモ
も、ビタミンcが豊富なんですよ。
しかもジャガイモのビタミンcは、熱に強いタイプなんです。
なので寄せ鍋や石狩鍋(鮭を使った鍋)に使うとよいでしょう。
ビタミンEが豊富なのは、ゴマです。
鍋ではゴマダレにするといいですね。
その他、カボチャにも豊富です。
※カボチャやジャガイモは煮崩れしやすいので、鍋でモロモロにならないよう、面取りをしてから入れてくださいね。
ビタミンB1、B2が豊富なのは、豚肉です。
大豆やキノコ類も、ビタミンB群が豊富。
ネギ類と一緒に摂ると、ネギ類のアリチアミンという物質ができて、ビタミンB1の働きが安定したものになります。
そして、こちら、
・卵
完全栄養食品と言われたくらい、タンパク質はじめ、様々な栄養素が豊富です。
卵黄にはビタミンAやEもたっぷりです。
寄せ鍋などにゆで卵として入れたりしますが、〆の雑炊におすすめです。
卵アレルギーの方は、大豆である程度代用ができますよ^^
大豆アレルギーの方は、卵で代用。
どちらもNGの方は、野菜類や魚で補給しましょう。
・こんにゃく、白たき
ダイエットやデトックスのイメージがありますが、実はセラミドが豊富なんです^^
乾燥肌の鍋におすすめの食材、その他には?
コラーゲンが豊富な、手羽先もありますね。
あと、鮭も忘れないでおきましょう。
鮭のピンク色は、アスタキサンチンという抗酸化物質の色なんです。
アスタキサンチンの抗酸化力は、レモンの6000倍と言われています。
鮭の皮には、コラーゲンが豊富ですよ。
ただ私の場合、鮭の皮は煮るとぬるぬるして、抵抗があるんです。
なので鍋に使うときは、先に軽く焼いで、皮の表面をパリッとさせておくといいでしょう。
乾燥肌に合う鍋のレシピ、何がある?
乾燥肌さん向きの鍋のレシピとしては、これまで上げた食材を自由に組み合わせてくださればよいのです。
鍋って、もともとうるさい決まりはありませんから。
でも、お肌のためにさらにおすすめなのは
・酒粕を使った粕鍋
です。
酒粕はビタミンB群や酵素が豊富なので、ここ数年は美容健康効果が注目されています。
・豆乳鍋
もいいですね。
その理由は、豆乳の大豆イソフラボンは、女性ホルモンの一つ、エストロゲンと似た働きをする、エクオールの元になるからです。
エストロゲンは、女性らしさに欠かせないホルモンですが、ストレスや更年期を迎えると、急激に減少してしまいます。
その意味では、ストレスの多い現代女性や更年期以降の方には、積極的に摂ってほしい食べ物です。
※ただし、イソフラボンからエクオールを作れない方もいるのです。
その割合は、日本人女性では1/4なんだとか。
そんな方は、エクオールのサプリメントで補給できます。
ご自分がエクオールを作れるタイプかどうかは、自宅でできる検査キットもありますよ。
おわりに
乾燥肌が心配な方へのおすすめ鍋食材、いかがでしたか。
これから鍋料理を作る時は、それぞれの食材の働きを意識して、上手に組み合わせて使ってみてくださいね。