タオルの黒カビが落ちない原因と効果的な取り方はありますか?
タオルの黒カビって、洗っても落ちないですよね。
私が初めてタオルに黒いポツポツとした斑点を見つけた時は、「何これ、ホコリ?」なんて思いました。
でもこれ、れっきとした黒カビなんです。
そんな不潔なタオル、もう雑巾にするしかない。それとも、いっそのこと、捨ててしまおうか。
以前はそう思っていましたが、取り方はないものかと、色々調べて実行した結果までをまとめます。
タオルの黒カビがなかなか取れない理由とは
タオルの黒カビ、洗濯しても取り切れないのは、カビの根が繊維の間に入り込んでいるからです。
なのでごしごしこすり洗いしても、黒い部分は小さく薄くなるだけです。
カビを死滅させるなら、一押しはタオルの煮洗いです。
カビは60から70度で死滅するので、煮洗いでなくても熱湯をかけて、付け置き洗いもいいですよ。
アルコールで拭くのもいいですね。
どちらの方法も、タオルはある程度まできれいになります。
ただし、黒い色素は取れない、と言われています。
正確に言うと、取り切れない、だと思うんですよね。
では残った黒い色素を取るための方法は?
タオルの黒カビを取る方法、ありますか?
ここで漂白剤の出番です。
まだ黒カビの斑点がほんのうっすらとか、何となく黒ずんでいる段階なら、試してみましょう。
漂白剤には色々な種類がありますが、
私の経験では、洗濯用のワイドハイターでは、取り切れません。
かなりの斑点にも効き目があったのは、
・キッチンハイター
でした。
台所のフキンや食器の茶渋の漂白に使う、塩素系の商品ですね。
私の家では、洗濯用の酸素系ハイターもキッチンハイターも、液体タイプがメインです。
ただしネットの情報では、同じ製品では、液体タイプよりパウダータイプの方がカビ取りの効き目が強い、という声もあります。
でも液体タイプでも、十分カビは取れましたよ。
ただし塩素系漂白剤は、色落ちします。
なので色落ちしても構わないタオルに使いましょう。
カビキラーを使う方もおられますが、これはさすがににおいがきつくて、換気やメガネ、マスクもした方がいいですね。
個人的には、そこまで強いものではなくて、キッチンハイターで対応できました。
タオルの黒カビ落としに、キッチンハイターを使ってみた
私が洗った黒カビタオルは、キッチンのお手拭きタオルとバスタオルです。
どちらもよその人に見せるものではありませんので、色落ちしてもかまいません。
色は、バスタオルは元きなり(数年使って洗濯しているうちに、オフホワイト化)
お手拭きタオルはオレンジやピンクの色付きです。
お手拭きタオルは、何本あってもいいものですし、
バスタオルは薄手で吸水性もよく、布地の感触が気に入っていたので、まだ使いたかったからです。
ここでは、お手拭きタオルを洗った時のことをレポしますね。
まず、洗面所のシンクにタオルを入れて、黒カビの箇所にキッチンハイターをかけます。
私の方法ですが、
原液をそのままかけたら、すぐに水を出して付け置き洗いする
付け置きの時間は10分~15分ほど。
この時は当然、ゴム手袋を着用します。
キッチンハイターのアルカリ性は強いので、洗濯液にちょっと触れたたけでも、手がぬるぬるします。
これは手のたんぱく質が溶けだしたもので、「アルカリ火傷」と呼ばれるそうですね。
ワイドハイターなら、素手で手洗いできますが、キッチンハイターはこの点、気をつけましょう。
ただしこの方法は、カビの黒い色素は落ちやすいですが、タオルがまだらに色落ちしやすいです。
色落ちそのものは構わないのですが、できればあんまりマダラにはしたくない。
そう思って、斑点部分には原液ではなく、半分に薄めてかけました。
付け置き1回当たりの時間を5分程度に短くして、回数を増やす
どのくらいの回数かと言うと、3回程度ですね。
これで黒い斑点は、かなりきれいになりました。
まあ全体的には、オレンジがごく淡~いオレンジになりましたけど。
それでも黒カビそのものは、キッチンハイターで死滅しているので、まあいいかなと満足です。
これが梅雨に入る前だったんですが
9月に入って、そのタオルの黒い斑点が、また大きくなっているようなのです。
これは軽いショックでした。
黒カビの斑点、かなり大きかったんですよね。
ということは、繊維の奥にカビの根が残っていて、梅雨の間に復活してしまったのでしょうか。
本当にカビを死滅させるなら、やっぱり煮洗いもしておけばよかった、と反省です。
で、2回目のキッチンハイター漂白です。
この時、家にあったのはスプレータイプのキッチンハイターです。
なので部分洗いするときの要領で、
1.カビの斑点部分にピンポイントでスプレー。
2、そのままシンクに水を張る
3、短時間の付け置き洗い
1~3を繰り返しました。
おかげで、タオルの色はうっすらオレンジがかった白までになりました(笑)
黒い色素は、タオルの縁に2か所ほど残っているくらいになりました。
この先、斑点が復活&成長してしまうようでしたら、お湯で煮洗いしたうえで、キッチンハイターで付け置き洗いする予定です。
まとめ
タオルの黒カビを取る方法、いかがだったでしょうか。
まとめると、
・カビを死滅させるなら、いちおしは煮洗い
ただし黒い色素を取るなら、色落ち覚悟で
・キッチンハイターで付け置き洗い
でした。
もしも雑巾にするとしても、一度キッチンハイターで付け置きあらいか、煮洗いをしておくといいですよ。
そのままですと、雑巾を使うたびに、カビの胞子をバラまくことになってしまいますからね。
次回はタオルの黒カビを予防する方法についてです。