ビンやプラスチックのラベルはがしをきれいにするには?段階別私の方法
調味料のガラスビンや洗剤、シャンプーにペットボトルなどのプラスチック容器に貼られたラって、結構面倒じゃないですか?
スルーしたくても資源ごみとしてリサイクルするには、「ラベルは剥がして」なんて規定があったりしますね。
地域のスーパーによっては、リサイクル用にビンやペットボトルを置くコーナーがあったりするので、何とかきれいに剥がして処理したい。
私もそう思って、色々人に聞いたり調べたり、自分であれこれやって試行錯誤してきました。
その結果をまとめたのが、今回の記事です。
ラベルはがしに苦労している方、効率的に剥がしたい方はお読みくださいね。
ラベルをはがす時はきれいに後を残さずに。そのために大事なことは?
まずはラベルの糊、というか接着剤がどのようなタイプか、見分けることです。
(以下、”糊”で統一します)
ラベルがはがれやすいとか、はがれにくいというのは、ラベルの材質というより、糊のタイプによりますね。
糊のタイプとは、
・水に溶けるタイプ
・洗剤に溶けるタイプ
そして
・水や洗剤ではきれいに取れない、粘着性の強いべたべたするタイプ
そうは言っても、私たち素人には、一見見分けがつきません。
厚いラベルで、しっかり接着して手ごわそうなものが、水につけるとあっさりペロリと剥がれたりすることもあります。
また逆に、コーティングしていない薄い紙ラベルでも、べたべた残って手こずるなど。
そこで私が考えた方法は
ラベルの一部分を水で濡らして様子をみる。
です。
コツは、ラベルの上から濡らすのではなく、端っこの角と容器の間に、水をつけるようにすること。
水に溶けるタイプの糊なら、ラベルの端っこが浮いてきます。
この場合、水以外に洗剤なら溶けるタイプでも、糊の部分が柔らかくなってきます。
そうしたら、その糊は水溶性だとわかりますね。
まったく変化がない場合は、水溶性ではありませんので、別の方法を使います。
、
では次に、実際にラベルをはがす方法や手順をご説明しますね。
ビンやプラスチックのラベルを上手にはがす方法
まず、一番お手軽なのがこの方法です。
水やぬるま湯につける
洗い桶に水かぬるま湯を入れて、ラベルはがしのビンやボトル(以下、ボトルと表記)を漬けます。
水やぬるま湯の量はボトルのラベル全体が浸る程度にします。
ボトルが浮いてこないように、中に水をフルに入れて重くしましょう。
漬けているうちにボトルが回転して、ラベルが水面から出てしまわないように、場合によっては重しをしましょう。
これで2時間ほど待ってから、ラベルをはがしましょう。
糊が残る場合は、食器用の洗剤をつけてこすります。
こする時はザラザラ面のついたスポンジか、ステンレスタワシが効果的です。
ただしスポンジやたわしに、糊のべたべたや、ラベルのカケラが入り込んでしまうので、洗い流してきれいにするという後始末が必要になるのが難点です。
(濡れた状態でなければ、ガムテープを使って取る、という方法もあるのですが)
その他、水だけでは落ちにくい糊に使ってよかったと思ったものは
・重曹水
重曹はドラッグストアで売っている、住居用の安いもので十分です。
溶かす量は、適当でかまいません。
重曹水は濃いめに作っても、手を刺激するものではありませんし。
ただ脂分を落とす働きがあるので、(だからこそ糊の油分に対して効き目があるわけですが)、乾燥肌の方はゴム手袋をするとよいでしょう。
・洗剤
知恵袋などには「石鹸水」と書かれてあったりしますが、実際にはぬるま湯に台所洗剤を溶かす方が簡単です。
・お酢、またはお酢を使った洗剤
お酢系のアイテムを使うと、糊のネバネバが取れて、接着面がつるんとしてきれいに取れたりします。
ラベルがきれいに取れないときは、まず洗剤、次にお酢と交互に使ったりします。
頑固な糊のときは、洗剤やお酢の原液に浸したティッシュでラベルを覆います。
念をいれるなら、ラップで包みます。
そして一晩様子を見るのです。
・ハイター
ハイターをぬるま湯に溶かして、ボトルを漬けます。
効目が強いのは、酸素系より塩素系でした。
では、水に溶けないタイプの糊は、どうしたらよいでしょうか。
水や洗剤で取れないラベルをはがす方法は?
比較的手に入れやすいものなら、これがあります。。
・ジッポオイル(詰め替え用)
ジッポオイルとは、使い捨てライター(ジッポライター)用のオイルです。
コンビニに行けば、500円~1000円で手に入ります。
揮発性の油なので、後の手間がかかりませんし、ビンにもプラスチックにも使えます。
・ベンジンや除光液
どちらもシンナー系の溶剤として使えます。4
ラベル剥がしでは、ベンジンや除光液をティッシュかコットン、または古布につけて、ラベルの糊を剥がすのです。
これは接着材をはがすのに有効ですが、火の気や換気に気をつけて下さいね。
シンナーは揮発性で、しかも引火しやすいですので。
また、あまり吸い込んでしまうと、気分が悪くなることがありますので、一度に大量に吸い込むのは禁物です。
・シールはがし
切手のコレクターなどが、切手を濡らさず、きれいに剥がすときなどよく使います。
文房具店に売っていますが、コンビニよにってもおいてあることが多いですね。
引火や吸い込リスクの点では、ベンジンや除光液より安全です。
さてそれでも残る、頑固な糊には、最終手段を使います。
・カッター
カッターを使うと言っても、ただラベルに切りつける(?)わけではありません。
ラベルの糊とボトルの間に刃を差し込んで、ゆっくり少しずつ剥がしていきます。
ラベルをはがした後、まだべたべたが残るようでしたら、それも根気よくこそげとります。
でも実際、資源ごみに出すことを考えると、そこまではしなくも良いのでは、という気もするのですね。
私の住んでいる市も、一般人にはそこまで完璧は求めていません。
ですのでこれは、状況に応じてケースバイケースで対応してくださいね。
まとめ
資源ごみに出すビンやプラスチック容器のラベルはがし、いかがでしたか?
資源ごみリサイクルでのラベル剥がしについては、だんだん不要になってくるとの意見もあります。
ただ、今のところは市町村の指示に従って、ラベルはなるべくきれいにはがしておくことが、無難でしょうね。
それではラベルはがし、効率よくきれいにできることを願っています。