雛人形を供養する時期や料金は?道具など人形以外はどうするの?
2018/01/08
雛人形の供養をお考えの方に、供養の方法や料金、時期についてお伝えしますね。どんな方法があるか、またそのやり方をまとめました。
女の子の成長を見守ってくれる雛人形、色々な思い入れがある方も多いことでしょう。
私の雛人形も、小さなガラスケースに入ったささやかなものです。
でも小さい時から桃の節句になると、母が飾ってくれたことを思い出します^^
でも、お人形もいつかは古くなってシミができたり、ぼろぼろになったり。
または、まだ使えてもお住いの事情や買い替えなどで、手元に置けなくなることもあるでしょう。
そんな時も、後味の悪い思いはしたくないですよね。
そこで雛人形の供養の仕方について知っておくといいですよ。
一般的には、お役目を終えた雛人形は「人形供養」に出して、お焚き上げをしてもらうのですね。
「お役目を終えた」とは、この場合「持ち主だった女の子が無事に大人になった」、または「結婚した」時期だと考えられています。
お人形に思い入れがある方にとっては、この方法が一番気持ちがすっきりするでしょう。
雛人形の供養先はどこ?料金は?
雛人形の人形供養をしてくれる寺社は、全国にありますよ。
私の知人は、近くの神社でお焚き上げしてもらったといっていました。
この場合は、不要になった人形やぬいぐるみ、お札など用のスペースに置いてくるのです。
多くの場合、ここに持ち込むのでしたら、料金も無料です。
ただ、これはいかにも不要物、という感じで積み上げられていたりするのですね。
ですので、それでは後味が悪い、という方は、きちんとした(?)人形供養をしてくれる寺社に頼むとよいでしょう。
中には、直接持参して、個別に供養してもらった、という方もいらっしゃいます。
その場合、寺社にもよりますが、供養代として2万円ほど奉納したそうですよ。
近所に持ち込める寺社がない場合は、人形供養で有名な寺社もありますよ。
人形供養をしてくれる寺社は、全国にあります。
「人形供養 ○○(お住いの地域名)」で検索すると、色々出てくるでしょう。
ただ、中には受け付ける日時が決まっているところも少なくありません。
また、直接持ち込み限定、というところもあります。
持ち込むための時間がない場合は、こんな寺社もありますよ。
・本寿院(東京)
場所は東京ですが、人形供養は毎日受け付けています。
直接来られない方も、郵送で送れる、というのがいいですね。
または、こんなサービスもあるんですよ。
・人形感謝(供養)代行サービス
日本人形協会という一般社団法人が運営しています。
ここでは、毎年10月頃行われれる「人形感謝祭」で供養します・
対象となる人形は、雛人形や五月人形、市松人形、フランス人形など人形全般、ぬいぐるみやこけしも受け付けています。
料金に関しては、1箱単位で決められているところが多いです。
目安は1箱5000円ほどですね。
※ただし、人形以外のものは受付けていません。
箱の大きさも、一定以上は受け付けていませんので、ご注意くださいね。
そうそう、ここで一つご注意がありました。
雛人形の供養でガラスケースや段飾り、小物は受け付けてもらえますか?
人形供養では、人形以外のものは持ち込めない、つまり受付外なのですよ。
人形以外とは、例えば次のようなものを指します。
・屏風
・段飾り
・小物、小道具類
・ガラスケース
ですので、人形供養の対象は、あくまで人形本体ということを覚えておきましょう。
供養に持ち込めない屏風や小物、ガラスケースは、それぞれの自治体のルールに従って、可燃ごみや不燃ごみとして出すことになります。
それではちょっと気持ちが割り切れない、という方は、ゴミに出す際に塩やお酒で清めたり、感謝の言葉を言ってあげるとよいでしょう。
日本では、昔からア二ミズムといって、「万物に魂が宿る」という考えがあります。
長年使ったものには魂が宿るから、粗末に扱えない、という考えもその一つですね。
ものを大切に扱うというのは素晴らしい考えです。
ですので、処分など手放すときも、こうして送ってあげるとよいでしょう。
手放す側のお気持ちも、すっきりするのではないでしょうか。
雛人形を供養する時期はいつがいい?
雛人形の供養時期に、決まりはありません。
一般に、雛人形のお役目は、持ち主である女の子が無事に成長するよう見守ること、と考えられています。(身代わりとなる、との考えもあります)が無事に成長したら、お役目を終えたと考えられています。
ですので、女の子が成長したり、結婚したらお役目を終えた、と考えてよいでしょう。
または、女の子やご家族が「この雛人形の役目は終わった」と感じる時でよい、という方もおられます。
どちらにしても、全国的な慣習としての決まりはありません。
供養に出す時期も、1年のうち、いつでなければならない、ということもないのです。
その前に住宅事情や買い替えなどで手放すことになるときは、
お人形に感謝の気持ちと
「これこれの事情で家に置いておけなくなってごめんなさい。でもいいところに行けるように○○でご供養してもらうからね」と言い聞かせる
というのはいかがでしょうか。
おわりに
お手持ちの雛人形を供養する方法についてのまとめ、いかがだったでしょうか。
大切にしていたお人形を手放すのは、やはり色々な思いがありますよね。
でも、これまでの感謝の思いを込めて送り出してあげれば、きっとお人形もっわかってくれますよ。
お雛様にとって、良い供養先が見つかりますように。
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