鶏胸肉を柔らかくする時短方法6選!意外な飲み物や超便利アイテムもご紹介
2020/04/16
鶏胸肉を、短時間で手間をかけずに柔らかくする6つの方法をまとめました。
鶏胸肉って、脂肪が少なくてヘルシーですし、値段も安いので主婦には嬉しいですよね。
ところが料理すると、パサパサ固くなりやすいのが困りもの。
せっかく疲労回復にも良いイミダジゾールペプチドも豊富だというのに。
ご病気のご家族の介護食にも、何とかこの点をクリアして活用したいものですよね。
そこでなかなか時間がなくて、手間のかかる下処理や調理はできない、という方へ。
家庭にあるものですぐできる方法から、あると超便利なアイテムまで
鶏胸肉だけでなく、もも肉や牛肉・豚肉にも使えたりしますよ^^
鶏胸肉がパサパサ固くなる理由とは?
鶏胸肉がパサパサになりやすい主な理由は
まず
1)低脂肪
次に
2)高タンパク
であることです。
1.低脂肪について
この低脂肪、という点は、低カロリーでヘルシーなのがメリットですが、料理した時のウィークポイントでもあるんですね。
なぜ、脂肪が少なくてタンパク質が多いと、と肉がパサパサになるのでしょうか?
それは、次の理由があるからです。
・脂肪は加熱されても縮みにくい
一方
・タンパク質はギュッと凝固してしまう
これでは、ジューシーの元になる水分も逃げてしまいます。
なぜなら、タンパク質を多く含む筋肉が凝固して縮む
⇒筋膜(筋肉を包む薄い膜)も縮む
⇒水分を保っておけない
からなんです。
そこで、鶏胸肉の筋肉が固くならないように、いろいろな方法があるのです。
鶏胸肉を柔らかくする時短方法は?
まずは調理する前の下処理にコツがあります。
家庭にあるもので簡単に&すぐできることは
1,フォークでブスブス刺す
フォークで穴をあけることで、胸肉の繊維を断ち切ります。
実はこれ、1つ目の方法というよりは、鶏胸肉を柔らかくするときの《まさに基本》。
他の方法でも、その前にまずフォークで何か所も刺して、というレシピはたくさんあるのです。
繊維が断ち切れていれば、加熱しても全体が固まりにくくなりますね。
・フォークで刺すタイミングは
胸肉を切り分ける前がやりやすいので、おすすめです。
・フォークで刺す時のコツ
・鶏胸肉の皮をはぎ取る
・フォークで何か所も穴をあける
開ける場所は肉の表裏、両面から、なるべくたくさん。
穴をあけても、調理後に気になることはありませんので、ご安心を^^
次のステップは
2.肉の繊維に垂直に切り分ける
穴を開けたら、肉を切り分けます。
この切り分け方にも、コツがあって
一般的に言われているのが
・肉の繊維に垂直に切る
動画がありますので、ご覧ください。
【秋川牧園秘伝】鶏ムネ肉がやわらかくなる切り方
ただこの方法では、「肉の水分が流れて出てしまう」
という意見もあるんですね。
そこでもう一つの方法は
2´(ダッシュ) 肉の繊維に沿って切る
繊維に沿って、と行っても正確は「削ぎ切り」です。
削ぎ切りと言われても、肉を切る大きさや角度がわからない
という方は、こちらの動画がわかりやすいですよ^^
「鶏むね肉 繊維に沿って切る」~きょうの料理ビギナーズ
初心者向け、nhk
でも
どちらの方法がよいのか、素人は迷ってしまいますよね。
個人的には、「垂直に切る」方法が良いのは
・揚げ物などですぐに片栗粉などをまぶしたり、
・炒めるなどの時
と思っています。
その理由は、、これらの下処理や調理方法では
肉の表面をカタクリ粉で覆ったり
熱で油と肉表面のタンパク質が固まって、薄い膜を作ることで
水分(&うま味も)が逃げにくくなるからです。
この他にも下処理の方法は、次のようなものに漬け込む方法があります。
・酒や炭酸水、塩?や甘酒、マヨネーズ、ヨーグルト、砂糖
ただ、甘酒などものによっては、2~3日漬け込むなど、時間がかかるんですよね。
そこで私がおすすめの材料を使った方法です。
3、酒と塩
1.
酒と塩をビニール袋に入れて、もみ込む
時短ポイントは、”漬け置き”ではなく、”もみ込む”ことです。
その量は
胸肉1枚に対して
お酒 大さじ1 塩 1つまみ
が大体の目安です。
もみ込んだ後は、本来なら半日ほど放置するのですが
時短でなら10~15分でも構いません。
さらに。
ある飲み物を使う方法もあります。
その方法では、鶏胸肉を焼いても、ふっくらジューシーに仕上がるんです。
この飲み物、情報番組『得する人損する人』でも紹介されていましたが
実は料理人の間では、”裏ワザ”として知られている方法なのだとか
その飲み物とは、《ジンジャーエール》
4,塩とジンジャーエール
その方法は、次の通りです
用意するもの
鶏胸肉 1枚
ジンジャーエール 100~200cc
塩 小さじ1ほど
手順
1、鶏胸肉をフォークで何か所も刺して穴をあける
2、ポリ袋(ジップロックでもよい)に塩とジンジャーエールを入れてよくもみ込む
3、そのまま冷蔵庫で15分ほど置く
これだけです。
『得する人損する人』では、この後鶏胸肉を焼いていました。
焼きあがった鶏肉は、塩とジンジャーエールでもみ込んでいない方とは大違いでした。
もうこちらはふっくら、というかぼってりと言ったほうがいいくらい。
ジンジャーエールは、もちろん本物でなくてはいけませんね。
私も鶏肉は好きなので、早く試してみたいです^^
5,パイナップルやキウイの汁に漬け込む
漬け込みの種類としては、最短に入るかもしれません。
パイナップルやキウイには、タンパク質を分解する酵素が多く含まれています。
牛肉なども、2時間たつとすっかり溶けてしまうほど。
なので漬け込み過ぎには注意しましょう。
どれ位の時間かは、鶏胸肉の量や大きさにもよりますが
我が家の場合は、15~20分で様子を見て、長くても1時間ですね。
ちょっと時間はかかりますが、あれこれ作業の手間は省けます。
※パイナップルやキウイは、生のものを使いましょう。
缶詰やジュースなど過熱したものでは、酵素が働きませんので。
でも、手元にパイナップルやキウイがいつもあるとは限りません。
そんな時に超便利で超簡単なアイテムがありますよ。
6.肉を柔らかくする酵素調味料
その名も「お肉やわらかの素」
酵素入りの調味料です。
使い方はとってもシンプルで、
・お肉にまぶしておくだけ。
その時間は、「わずか5分というのですから。
しかも、塩コショウ味もついているので、
味付けしている時間もない
というときは、これ一つで済みます^^
楽天レビューを読むと、やはり「鶏胸肉に使う」という声もありました。
その他のメリットとしては、
・牛肉や豚肉にも使える
そして私のツボにはまったのは
・火加減を気にしなくもすむ
という点です!
そうなんです。
鶏胸肉を柔らかく料理するためには、調理の火加減も大切なんですよね。
加熱しすぎると、胸肉のタンパク質が固まってしまいますから。
でも酵素なら、肉の細胞一つ一つの単位で柔らかくなってくれるので。
時間がない時、疲れて手間をかけたくない時にいかがでしょうか。
※お肉やわらかの素を使った鶏胸肉ステーキを作る動画がありました!
短いですが、
肉に穴をあけるところか始まりますのでわかりやすいですよ。
まとめ
鶏胸肉を時短で簡単に柔らかくする方法をお伝えしましたが、いかがだったでしょうか。
これまでの内容をまとめると
・鶏胸肉がパサパサ固くなりやすいのは
低脂肪高たんぱく質であるため。
脂肪は加熱しても縮みにくいが、タンパク質は固まりやすい
・柔らかくする対策としては
肉の繊維を断ち切る
そのためには
フォークでぶすぶす差して穴をあける
切り分け方を工夫する
下処理としては
酒と塩をビニール袋に入れて、もみ込む
10~15分くらいでできる
パイナップルやキウイの汁に漬ける
酵素の働きで肉のタンパク質が分解される
漬け込み過ぎに注意
一番手間も時間もかからないのが
・酵素入り調味料
塩コショウの下味もついていて、肉にまぶして5分おくだけ。
肉の種類や火加減も気にしなくていいのもメリット。
でした。
それでは、ご自分の状態にあったものをチョイスして、時間を活用してくださいね。
ご家族にも喜ばれて、ヘルシーでハッピーな毎日を送れますように。