凛子のお役立ちメモ

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季節の行事

恵方巻の方角は誰が決める?今年はどこ?由来は?

恵方巻を食べるときの方角(恵方)の決め方や、今年の恵方はどこか、また恵方巻の由来についてご紹介します。

毎年節分シーズンになると、スーパーやコンビニに並ぶ恵方巻。
チラシや貼り紙には、「今年の恵方は〇〇〇」と表示もありますが、あれはいったい、だれが決めているのでしょうか。

もしかして、コンビニチェーンや寿司業者が決めているのでは、なんてお思なんて思ってしまっても、不思議ではありません。

でも恵方の決め方には、ちゃんとルールがあるのです。

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恵方巻の方角の決め方は?誰が決めているのですか?

恵方巻を食べるときに向く方角は、恵方といって、その年の大吉方位にあたります。

この恵方とは、は日本古来の陰陽道の考えで、その年の歳徳神(1年の福をもたらす女神)がいる方角を表しているのですね。

なぜ節分に恵方?と思ってしまいますが、これは旧暦では立春にあたる2月3日ころが、旧暦では新年にあたるからです。

では、その年の恵方はどうやって決まるのでしょうか?

それは、十干によって決まります。

十干とは、陰陽道でいう五行(ごぎょう)の気、木火土金水(もっかどごんすい)を、それぞれれ陰陽に分けたものです。

(ちなみに”干支(えと)”とは、十干と十二支からなる60種類の組み合わせです)

その種類は

木の気:甲(きのえ)乙、(きのと):木気
乙火の気:丙(ひのえ)、丁(ひのと)
土の気:戊(つちのえ)、己(つちのと)
金の気:庚(かのえ)、辛(かのと)
水の気:壬(みずのえ)、癸(みずのと)

十干は、年や月、日にも当て豆ますが、方位にもあてはめています。(「庚の方位」などの言い方をします)

十干による方位は、南東や南南東に分ける16方位とは一致しません。
恵方がいつも、南南東など細かい方角で、正確には、さらに微妙にずれているのは、そのためです。

ではその年の歳徳神のいる方角は、どうしたらわかるのでしょうか。

その年の恵方の方角は?

てっとり早いのは、書店などで「神宮館高島暦」を買うことです。

高島暦は、その年や月、日ごとの干支や大安、仏滅などが記載されています。
易占など、占いの方もよく使いますね。でも政府刊行物ですので、怪しいものではありませんよ^

(毎年、12月には翌年のものが出版されています)

でもそんな手間をかけずに、いますぐ今年や来年の恵方を知りたい方は、次の表をご覧くださいね。

恵方巻の方角、今年や来年はどうしてわかる?

恵方は十干による10方位を、1年ごとに一つずつ移動します。
ですので10年たつと一巡して、11年目から元の方位から2巡目に入るのですね。

では2017年から2016年までの恵方をあげておきます。

恵方巻の方角、2017年から2026年まで

※厳密には、これら16方位より少しずれています。

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2017年 ひのと 北北西
2018年 つちのえ 南南東
2019年 つちのと 東北東
2020年 かのえ 西南西
2021年 かのと 南南東
2022年 みずのえ 北北西
2023年 みずのと 南南東
2024年 きのえ 東北東
2025年 きのと 西南西
2026年 ひのえ 南南東
2017年 ひのと 北北西
2018年 つちのえ 南南東
2019年 つちのと 東北東
2020年 かのえ 西南西
2021年 かのと 南南東
2022年 みずのえ 北北西
2023年 みずのと 南南東
2024年 きのえ 東北東
2025年 きのと 西南西

でも恵方巻って、いつからあるのか、気になってきますね。

恵方巻のいわれや由来は?

実は恵方巻が全国的に広まったのは、ここ25年ほど前なのです。

”恵方巻”といういい方も1970年からで、それまでは
「太巻き寿司を丸かぶりする」と、特別な呼び名ではありませんでした。

その由来にはいろいろな説がありますが、有力なのは

・幕末から明治にかけて、大阪の商人たちの間で、縁起かつぎとして食べられていた
切らずに食べるのは、「縁を切らないようにするため」。

 

という説です。

 

戦時中はいったん廃れましたが、1970年代になると、海苔業界から「恵方巻」の名前で、復活しました。

これはバレンタインデーのチョコレートや、古くは江戸時代の土用丑の日のうなぎが広まったのに似ていますね。

そして1990年ころからは、セブンイレブンなどのコンビニチェーン店が参入して、全国的に普及したのです。

ですので、関西以外の30代後半から40代以上の方にとっては、まだなじみがなくても不思議ではありません。

実は私もその一人です。

百歩譲って、市販の恵方巻をそのまま切らずに1本食べるなんで、ムチャだと思ってしまうんですよね。

まして子供やお年寄りにはきついです。

もっとも大阪出身の方に言わせると、「恵方巻は、もともと食べる人に合わせて作るもので、コンビニ恵方巻は太すぎる」とか。
なので市販の恵方巻を食べるときは、お子さんやお年寄りの方には、食べやすいように切ってあげても良いのではないでしょうか。

まとめ

恵方巻の方角の決め方は、旧暦に基づいていました。
具体的には、陰陽道でいう、歳徳神の負わす方角で、10年で一回りして、もとに戻ります。

恵方巻自体の由来は色々説があり、一般的には幕末から明治にかけて、大阪商人の間で、縁起かつぎとして始まったとされています。

いまの形で全国に広まったのは、1990年代にコンビニチェーンが全国展開したから。
大阪以外の地方にとっては、まだ新しいものでした。

という訳ですので、恵方巻がもっと定着するかは、これからの様子を見る必要がありますね。

私としては、食べ方はもっと自由にしてほしいところです。



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