凛子のお役立ちメモ

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季節の行事

おせちのおかず、それぞれの品目にはどんな意味がありますか

2017/11/19

おせち料理に使われるおかず、各品目のもつ
意味についてあげてみました。

黒豆や数の子、栗きんとん。
おせちのおかずには、色々種類がありますが、
伝統的な品目なら、そのどれにも
おめでたい縁起担ぎの意味があります。

細かな品目は地域によって違ったりしますが
これは昔は、交通事情も発達していなくて
よその地域の情報も、お互い伝える手段が
なかったからです。

おせちで黒豆や数の子など、伝統的なおかずの意味

ここでは全国的に一般的なおかずの意味を
挙げてみますね。

黒豆

まめまめしく元気に働けるように、との意味です。

現代から見ても、黒豆は大豆たんぱく質だけでなく
体によいポリフェノールという物質が豊富ですから
ただの名前だけではないですね。

昔の人は、黒豆が実際に健康に良いということも
経験的に知っていたのかもしれませんね。

数の子

ニシンの卵がぎっしり並んだ数の子は
これくらい沢山の子孫に恵まれるように、
との願いが込められています。

栄養的には、動物性たんぱく質の補給。
卵には他の栄養も豊富ですね。

なます

大根と人参で作った酢の物です。
紅白の色がめでたさを表しています。

他のおせちが火を通した濃い味のものが
ほとんどの中、さっぱりとしたなますは
箸休めになりますね。

プラス、大根には消化酵素が豊富ですから
ごちそうの食べ過ぎで、胸やけや消化不良を
防ぐためにも意味があるでしょう。

※以前は生魚も使っていたそうで、
《なます》の名前はここから来ています。

菊花かぶ

かぶの酢漬けをおめでたい菊の花の形にして
これまたおめでたい、紅白の色にしたものです。

なますと同じように、縁起担ぎ以外にも
箸休めと消化促進になりますね。

栗きんとん

もともとは「栗金団」と書き、
商売繁盛や金運・財運を願って
おせち料理に入っています。

金団とは「金の布団」の意味で、
金塊や金の小判の意味にも
使われるようになりました。

栗そのものも、昔から「勝ち栗」といって
勝負運をつけるのに良いとされています。

錦玉子

卵の白身と黄身の色が金銀にたとえられます。

ごぼう

ごぼうの根のように、細く長く幸せに
との願いが込められています。

伊達巻(だてまき)

これは長崎から江戸に伝わった「カステラかまぼこ」が
元になっています。
これを当時の伊達者(だてもの。今でいう
流行の先端を追う、スタイリッシュな人たちの
着物に似ていたから、という説があるのですね。

まあ、その名前の由来はわかりました。

ではその
・伊達巻が、おせちに入った理由とは?

昔は大事な文書や絵は巻物になっていたので
そんな大切なものを食卓だけでも
持てるように、との意味があるかもしれませんね。

なお、おせちには伊達巻の他にも
昆布巻など巻く品目がたくさんありますが
個人的には、そちらは調理の都合であって
巻物との関係ではないと思いますよ。
あくまで私の考えですが。

昆布巻

昆布は「こぶ」とも言います。
「喜ぶ」にかけて、結納などおめでたい席で
使われます。

田作り

小魚の煮しめです。

小魚は、昔、田んぼの肥料として使われていました。
そのため、おせちにも「五穀豊穣(ごこくほうじょう=
色々な作物が豊作になること)」を祈って入れるように
なったのですね。

若桃の蜜煮

若桃のように、いつまでも若々しくという意味です。


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おせちでハムやローストビーフなど、洋風のおかずの意味は?

今のおせちはもっと品目が増えて
ハムやローストビーフ、お刺身などが入るものも
珍しくありません。

特に売っているものなど、ここぞとばかりに
沢山の品目が入っています。

でもそれらには、これまでご紹介してきた
伝統的な品目のような、縁起担ぎの意味は?

と言ったら、基本的にはないでしょう。
これらの品目は
メニューを豪華にするためですので。

その意味では、お節といっても
パーティー料理とあまり変わりがなくなっています。

あるとすれば、とんかつに「勝つ」くらいでしょうか。
でもこれは、お正月には限りませんね。

おせち料理にはいっているお刺身の意味は?

最近はおせちにも、お刺身のような生ものが
入っていることもあります。

でもこれもまた、洋風のおかずと同じように
縁起担ぎの意味はありません。

今は保存技術が発達したために
お刺身のような生ものも、商品として
流通するようになったのです。

まとめ

おせち料理があのようになった理由、色々分かりましたね。

また、今は洋風のおかずの方が美味しくて
口に合う方も多いかもしれません。

でも、今は意味がないように思える料理でも、昔の人にとっては
様々な願いが込められたものだということ
それぞれのおかずの意味も知ると
お節を食べるときにも、味わいが増すかもしれませんね。

では、お正月料理のもう一つの主役、お雑煮にはどんな意味があるでしょうか?

>>正月の雑煮の意味や由来、地域による違いとは?<<

★合わせて読みたい

七草粥はいつからあるの?由来や歴史、食べる理由を探ってみよう

 

 



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