うがいの効果はイソジンになし?使い方次第?それ以外のおすすめもご紹介
2018/10/07
うがいでイソジンの効果に疑問を持っていませんか?
風邪やインフルエンザの予防にと、毎日イソジンでうがいをしている方は多いですね
でも実際は、それでも風邪やインフルエンザにかかってしまったりするものです。
それどころが、イソジンは逆効果という情報まで見かけたりして、何が本当なのかわからなくなったり。
では
・イソジンはうがい効果なしなのか
・効果的な使い方やタイミングは?
・イソジン以外でうがいにおすすめは?
何なのでしょうか。
これらについてまとめました。
うがいの効果、イソジンにどれくらいありますか?
イソジンの殺菌力は強力です。
アメリカNASA の宇宙船の殺菌に使われたことで、有名になったんですね。
うがいに使うときは、さすがに原液ではなく、指定の通りに水で薄めているでしょう。
それでも殺菌力を発揮するのです。
ではなぜ、風邪やインフルエンザの予防には効果がない、それどころが逆効果と言われるのでしょうか?
イソジンのうがいが逆効果と言われる理由
まず、
・イソジンで毎日うがいをしていると、かえって抵抗力を弱めてしまう、と言われています。
強力な殺菌力のおかげで、細胞自身がそれほど免疫力を発揮しなくもよい、となってしまうのですね。
これについて、最近の考え方は、このようになっています。
・イソジンは、口内や喉の善玉菌まで殺菌してしまう
また、
・イソジンの刺激で、喉の細胞にダメージを与えてしまう
という見方もあります。
風邪で喉が腫れた患者さんに、イソジンを塗る治療はよくありますね。
でも中には、約3割の患者が、かえってこのために風邪が治りにくくなっている、という医師もいらっしゃいます。
また、次はかなり有名な例です。
イソジンのうがいで京都大学が出したデータ
京都大学では、384人を対象に3つのグループに分け、比較検証したデータを取りました。
その結果、
・うがいをしないグループ
・水道水でうがいをしたグループ
・イソジンでうがいをしたグループ
このうち、風邪をひかなかった割合は、イソジンでうがいをしたグループより、水だけでうがいをしたグループの方が高かったのです。
これは、水道水の塩素の殺菌効果、というよりは、物理的に雑菌を洗い流す効果のためとされています。
では、イソジンを持っていても、使い道はないのでしょうか?
うがいでイソジンなら、使い方や方法はこれがいい
イソジンでうがいするなら、予防のための毎日使いではなく、ノドが腫れ気味になったり、いがいがしたりで違和感を覚えたときが一番です。
これはノドの炎症が始まったタイミングですね。
喉の痛みがひどい時は、炎症まっさかりの喉に刺激が強すぎるので、あまりおすすめはされていません。
(そうなったら、というか、そこまでなる前に病院で受診しましょう)
私の場合、ノドがイガイガから熱を出すことが多かったのですが、その時はイソジンでうがいをするようにしていました。
ただ、そのタイミングでもっと効果的なのは、喉にスプレーすることです。
おすすめは、のどぬ~るスプレー。
ノズルが長くて、喉の奥にピンポイントで薬剤が当てられやすいです。
スプレーと言っても、霧状に広がるわけではないので、周りの粘膜への刺激は少ないですよ。
のどぬ~るスプレーには、メントール入りもありますが、慣れないと刺激が強いです。
特にイガイガ感があるときは粘膜が荒れているので、避けたほうがいいですよ。
効果的なタイミングは?
うがいは外出前にしても意味がありません。
外出後にしましょう。
また、
《職場など、外出先へついた時のうがい》も、おすすめです。
うがいはもともと、口やノドの雑菌を洗い流す意味がありますので、雑菌の多い環境から屋内、室内の入った時がいいのです。
うがいにイソジン以外でおすすめは?緑茶はどう?
イソジン以外でうがい候補に名前があがるのは、緑茶ですね。
緑茶の場合は、成分のカテキンが抗菌作用を持っているからです。
抗菌作用とは、菌を殺すのではなく、繁殖を阻止する働きです。
ですから口やノドの細胞に対して、イソジンのようなダメージを与えません。
毎日のうがいには、緑茶のほうがおすすめです。
でも最近は、うがいでは緑茶より紅茶の名前を見ることが多くありませんか?
緑茶も紅茶も、どちらもうがいにいいのですが、二つの違いと効果的な活用法については、
こちらの記事をご覧くださいね
⇒緑茶や紅茶、お茶を使ったうがいの効果について
まとめ
イソジンの情報、いかがでしたか?
長年信じてきたものが、実は違うとわかった時はショックですね。
でも、イソジンは正しく使えば、ちゃんと効果を発揮してくれますし、毎日のうがいにも、お茶のように身近にいいものがありますから。
色々知って、風邪やインフルエンザにかからないように、気をつけてくださいね。