子供の熱中症対策 予防になる服装や水分補給の飲み物、生活習慣は?
2017/07/24
子供の熱中症対策で予防に必要な水分補給の仕方や服装、生活習慣についてまとめました。
3歳、4歳、5歳になり、幼稚園に通うようになると、外でお友達同士で遊ぶ機会も出てきますね。
小学生になるとお子さんがサッカーを始めたり、中学生、高校生では炎天下でも体育や部活動も心配です。
試合の観戦や応援もあることでしょう。
でも、熱中症は真夏の炎天下でなくても起きるので、お母さんとしては万全の注意をしておきましょう。
子供の熱中症対策で必要な注意は?
子供さんの体の機能は大人と違い、体温調節機能などが十分ではありません。
テンション高く遊んだり、試合の応援やアトラクションで興奮したりなどで、体温が上昇した時は要注意です。
特に年齢が小さいと、体の調子がおかしくても、自分から親に言うなんて思いつかなかったりします。
言おうとしても、うまく伝わらないことも多いですね。
なので保護者としては、様子をよく見ていることはもちろんですが、次のことにも気を付けましょう
子供の熱中症対策に必要なケアとは?
屋外での熱中症の予防には、次の2つがポイントです。
・こまめな水分補給
・涼しい服装
・時々、木陰など涼しい場所で休ませる
その他にも、普段からの対策として
・偏りのない食事
・規則正しい生活習慣
が挙げられます。
ではそれらについて、一つ一つを見ていきましょう。
熱中症を予防する方法 子供なら?
まずは命に欠かせない水の補給について。
熱中症対策 水分補給には何がいい?
理想的なのは、経口補水液です。
脱水症状を起こした時に必要な、水分・塩分・ミネラル・クエン酸などがバランスよく補給できます。
ただこれ、普段から飲みたい味ではないんですよね。
お子さんならなおさらでしょう。
なので実際には
・スポーツドリンクを半分に薄める
この方がお子さんには抵抗が少ないでしょう。
スポーツドリンクは糖分が多いのが気になるので、このように薄めて飲ませるのです。
糖分が心配な場合は、
・麦茶やそば茶
麦茶はミネラル麦茶がいいですね。
これらはノンカロリー、ノンカフェインの上、ミネラルも補給できます。
さらに塩を一つまみ入れると、塩分補給にもなりますよ^^
・牛乳
運動部などで激しい運動をするお子さんにおすすめです。
え?とお思いかもしれませんが、牛乳のアルブミンというたんぱく質が、血液中の水分を増やす働きがあるのです。
なので血液がドロドロになるリスクも減少、皮膚の下まで血液がよく回れば、体の熱も放出されやすくなりますね^^
牛乳は、運動後30~60分後に飲むとさらに効果的です。
・甘酒
こちらもまた、運動でぐったり疲れ気味なお子さんにおすすめです。
ビタミンB群が豊富な甘酒は、江戸時代から夏バテ対策の飲み物とされてきました。
なのでもともとは、夏の飲み物だったのです。
水分とともに、汗で失われがちなビタミンB群など、様々な栄養補給ができます。
甘さのほとんどは果糖なので、砂糖ほどのカロリーはありませんが、取り過ぎには気を
※甘酒には酒粕使用タイプが出回っていますが、お子さんには米麹のみ使用のタイプにしましょうね。
その方が栄養も豊富と言われていますし。
★逆に避けたいのは、
・緑茶やウーロン茶、コーヒーや紅茶など、カフェインを含んだ飲み物
なぜなら、カフェインには利尿作用があるからです。
特にコーヒーでは「飲むとトイレが近くなる」と言われるように、体の水分を排出してしまうのです。
ですので、熱中症対策には逆効果。
冷たい水を一気に飲ませるのは避けましょう。
胃腸が冷えて、体に負担をかけるからです。
もしも冷たい水しかない場合は、何回か小分けにして飲んでもらいましょう。
お子さんがせがんでも、そこは子供自身のためです。
保護者の権限(?)で乗り切ってくださいね。
余裕があれば、外出前に、おやつや間食用の手作りドリンクを用意してあげてもよいでしょう^^
子供の熱中症の予防になる服装、何がいい?
涼しい服装と言っても、ランニングシャツなど肌を出す部分が大きい物はやめましょう。
おすすめなのは、Tシャツやポロシャツなど、襟のついたアイテムです。
その理由は、布が熱から守ってくれるからです。
色は薄いものにしましょう。
薄い色なら、黒や紺より熱を吸収しないので、服の中の熱も濃い色よりこもりません。
でも、薄い色は紫外線を通しやすいのでは?
と思ってしまうところですが、最近はuv素材で薄い色がありますので、それを選ぶとよいでしょう。
インナーは通気性の良いものを選びましょう。
その他で身に着ける物といえば
・帽子
帽子は必須アイテムですね。
これも最近はuv素材のものが出ていますよ。
なのでそれを選べば、一石二鳥です。
・靴
子供さんは体温が高いので、靴には熱がこもりがちです。
なので靴も通気性のよいものを履かせましょう。
熱中症対策グッズ 子供におすすめなのは?
まずは首回りを冷やすために
・クールスカーフ
中に保冷剤を入れタイプと、水に濡らして絞って使うタイプがあります。
保冷剤入りの方が冷たくて効果的に思えまずが、長時間、外に出ている場合は水で濡らして使うタイプがおすすめです。
なぜなら、保冷剤はぬるくなってしまうから。
替え用に用意していても、やはりぬるくなってしまいます。
(クールボックスで冷やしておけるのなら別ですが)
近くに水がない環境なら、水を入れたスプレーで吹きかけるとよいでしょう。
価格もそれほど高くありませんし、繰り返して使えるのでコスパもkkですよ^^
最近は普段の通園・通学時にも首に巻くお子さんたちが増えていますね。
幼稚園や小学校によって、規則で認めていないところもありますが、毎年の気温上昇を考えると、マストアイテムになるのでは?と思います。
子供の熱中症を予防する生活習慣とは?
普段の食事はバランスよく、朝ごはんもしっかり食べてもらいましょう。
特に味噌汁では塩分も補給できます。
今、注目の発酵食品でもありますしね。
睡眠は時間だけでなく、質の良さ、つまりどれだけ安眠できたがが大切です。
そのためには夜更かしをせず、寝る1時間前にはお風呂を済ませておいて、体温が下がったら布団に入るようにしましょう。
スマホやパソコンも、脳が興奮して寝つきが悪くなってしまいますので、寝る前1時間はやめるようにさせましょうね。
普段、運動不足気味のお子さんなら、適度な運動で汗をかくようにしましょう。
またはお風呂も、汗をかくにはいいですよ。
子供が熱中症になってしまったら?対処法はどうすればいい?
帰宅した時のお子さんの様子が、なんだかぐったりして元気がなかったら、熱中症の可能性があります。
めまいやだるさ、発熱などがあれば、なおさらですね。
家では、頭を下にして寝かせ、水分補給をしてあげましょう。
また絞った濡れタオルで体を拭いて、冷やします。
脇の下に冷えピタ、頭にはアイスノンを当てるものよいでしょう。
そんな時は病院に連絡して、医師の診察を受けることをおすすめします。
病院が空いていない時は、緊急診療先を確認しましょう。
症状が軽度で、寝ているうちに収まった場合も、当日の入浴は避けてくださいね。
まとめ
お子さんの熱中症対策、いかがでしたか?
その場での予防法年ては水分補給や服装、グッズもありますが、普段からの生活習慣体作りも大切でしたね。
そして実際に熱中症らしい症状が出た場合も、あわてずにまず応急処置を取って様子を見ながら、病院に連絡しましょう。
気温の変動が激しい時は、お母さんご自身も気をつけて、お子さんと一緒に元気で過ごしてくださいね。
★関連記事
⇒赤ちゃんの車での暑さ対策 チャイルドシートや熱中症策での注意は?
★次の記事も人気です★
⇒化粧崩れの原因と対策 スキンケアやファンデーションの塗り方、テカリ防止の方法は?