郷土の森博物館の梅まつりで梅林を見る~水遊びの広場、出店経由で戻るまで
府中・郷土の森公園とも呼ばれる郷土の森博物館の梅まつり感想第2弾です。
本当は3月11日で終了しているはずの梅まつり、18日まで延長とあって行きましたが、本当にまだまだ見頃でした。
前回は入場から郷土の森博物館の古民家が並ぶエリアから、梅園に入る手前までを書きましたが、今回はいよいよ梅林に入るところからです。
郷土の森博物館の梅まつりで梅林に入る
郷土の森公園の梅がたっぷり楽しめるのは、やっぱり東側の梅園でした。
これまでの古民家エリアもよかったですが、梅園はその名の通り、梅林一色です。
梅林は、これまでの古民家エリアから階段を上ります。
階段を上って梅園を見下ろしたところ。
階段を上っていく途中では、意外な体験をしました。
何だかよい香りが漂ってくるのです。
ほのかですが、優雅で上品な香り。
それでいて、香りの芯には濃厚さがあって、凝縮されたエッセンスという感じがします。
花の香りみたいだけど、とっても洗練されて高級感があるので、
「誰か近くの人が付けている香水?」
と思ったくらい。
(でもこの時、近くに人はいなかったのです。)
で、その正体は《梅の花の香り》だったのです。
梅の花には香りがあるのは知っていますし、実際に嗅いだことも何回かあります。
それでも、これだけの花が見ごろの梅林です。
来る人を出向かるために、本気を出している?
というのは、もちろんジョークですが。
でもこの梅の花の香りは、階段を上り切ってエリアに入ると感じなくなってしまいました。
私の鼻が慣れてしまったのでしょうかね。
梅の花近くに顔を寄せると、かすかに香りは感じますが、それは普通の鼻の香りでした。
もしかしたら、さっきの香りは、
梅林全体の香りが風にのって
濃縮されたのかもしれません。
ちなみに、単体で香りをはっきりと感じたのは、「白加賀」という種類の梅でした。
この日はちょうど天気も良くて、みんな散策を楽しんでいました。
平日午後だったせいか、ご年配の方たちが多かったですが、おひとりさまの若い女性の姿もありましたし
小さい子供連れのカップルも、時たま見かけました。
(多分、もっと東側の水の広場から来た)
さて肝心の梅ですが、
花の色は白が一番多かったですね。
その次に淡いピンク。
濃いピンクの梅は、本数は少ないけれど目立ちます。
枝の付き方にもバリエーションがありますね。
ほとんどは斜め上につくのですが
枝がまっすぐ上に向かう梅もありました。
これは天神様のバックにある梅のイメージで印象的。
しだれるタイプの梅は1本だけ見かけました。
これがまた、コーナーの角にあるので目立つんですよ。
他の方も「これは見事だ」と、熱心に撮影していました。
通路のあちこちに、赤い毛氈のベンチがあります。
これも梅の色と引き立てあって、いいコントラストです。
実はこの日、私は「あじさいの小路」の場所も確かめたかったのですが、わからないままでした。
あとで園内マップの用紙を見たら、紫陽花の小路は東側にあって、スペースとしてはほんの一角なんですね。
その南側には、ロウバイのスペースもあるのですが、やはりこの日はわかりませんでした。
郷土の森博物館で水遊び広場にさしかかる
梅林の東中央部には、水の流れる、水遊びの広場があります。
その右奥(北東)には、やっぱり梅林。
府中の森公園は、周辺にも内部にもきれいな小川が流れていますが、ここの水もとってもきれい。
ここでは2歳くらいの子供が、両親に見守られて遊んでいました。
他にも姿は見えませんが、子供の遊ぶ声が聞こえます。
南側の緩やかな斜面を西に向かい
ここにも梅林が広がっています。
水の広場を西側に上がる途中の左手には、小さなスペースがあり、そこでも小さい子供の遊び場になっていました。
※ここにはティラノザウルスの模型がありました。
その右手には土管のトンネルがあり、子供が潜り抜けられるようになっています。
そのまま西に向かって歩きます。
登り坂ですが角度がゆるいので、負担にはなりません。
左手には梅園が見えます。
再び、古民家が見えてきます
その次には、通路の右側にお茶屋がありました。
ハケの茶屋
「ハケの茶屋」です。
園内あちこちで見かける、「ハケ上団子」の本店なのでしょうね。
ハケの茶屋では、お団子以外に色々な梅のお菓子や梅干しなど、梅製品があります。
中でも私が興味があったのが、「梅ソフトクリーム」でした。
お店から出てくる人が持っていたソフトが、ベージュオレンジだったので気になっていたのですが、多分これが梅ソフトだったのでしょう。
ただ、注文しようとしたら、梅はちょうど品切れになったところでした。
ソフトクリームは、この他にもバニラや、バニラと梅のミックスがありました。
値段は3種類とも280円。
ハケ上茶屋を通り過ぎて進むと、自然に元の博物館エリアに戻っていました。
博物館エリアから梅林に行くときの階段と違い、帰りはそんな坂でもありませんでしたよ。
と言うか、博物館も梅林も、そんな勾配はなくて歩きやすいです。
私も足の疲れや痛みを感じないまま、今日になっても無事に過ごしています。
トイレもあちこちにあって、分かりやすい色なので、見つけやすいですよ。
梅まつりの色々なイベントは終了していましたが、散策で十分満足しています^^
府中 郷土の森博物館の基本情報
●所在地:東京都府中市南町6-32
府中の森博物館へのアクセス、行き方
電車の場合、JR分倍河原駅からバス6分 郷土の森正門前下車
郷土の森博物館の最寄り駅
最寄駅はJR府中本町駅ですが、徒歩20分ほどかかります。
道の途中でサントリービール工場や新田川緑道を通り、釣り池のある裏手から入る形になります。
新田川緑道の横もきれいな小川が流れていて、せせらぎの音も楽しめました。
(↓のマップは、私がこの日通ったコースです)
府中の森博物館へ車でのアクセスは?
中央道国立府中ICで高速を降りて、国道20号線を経由。5㎞ほど約10分で到着します。
駐車場は無料で200台収容
ペットは入場できる?
残念ですが、ペットは入場不可です。
ただし、盲導犬、聴導犬、介助犬は除きます。
告知した看板もありますが、小型犬を連れた方たちが戸惑っていらしたのを見かけました。
その場で困らないように、気を付けてくださいね。
おわりに
府中の郷土の森博物館の梅まつり、いかがだったでしょうか。
雰囲気が伝えられたら幸いです。
梅まつり、今年はまだ18日まで開催していますので、お時間がある方は楽しんできてくださいね。
郷土の森公園は、近くの緑道の散策も楽しめますし、サントリー工場見学も人気ですよ。